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塾のSEO対策!経営者と塾長は必見!元大手塾マーケ責任者がSEO対策をする意味を解説!

塾 SEO 集客

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目次

「ブログを更新しなさい」と言う前に抑えたいSEOの意味

  • 「ブログを更新しなさい」と言っても、スタッフはやる気が出ない。
  • 「ブログを見たと言われたことないから、効果なんてない」
  • 「そもそも、うちのホームページなんて誰も見ていないのにやる意味ある?」

そんな不満の声を聞いたことはありませんか?

この記事では、なぜ学習塾がSEO対策に取り組むべきか、そして具体的に何をすれば良いのかを徹底的に解説します。元大手学習塾のマーケティング責任者として、私自身が試行錯誤してきた経験も交えてお伝えします。

学習塾の集客は「チラシ」や「看板」だけの時代ではありません。人口減少と競争激化のなか、いまや塾を探す保護者や生徒の多くはGoogle検索から塾を探しているのが現実です。「〇〇市 学習塾」「△△中 定期テスト対策」などのキーワードで検索されたとき、御社の塾が上位に出なければ、そもそも存在に気づいてもらえません。本記事では、SEO(検索エンジン最適化)の意味、学習塾が取り組むべき理由、具体的な施策、費用感、そして成功事例までを徹底解説します。

SEO対策の基本

SEO対策 基本

SEOとは、Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)の略で、GoogleやYahoo!で検索したときに、あなたのサイトが上位に表示されるように調整する取り組みを指します。内部対策(HTML構造やページ速度の最適化)、外部対策(他サイトからのリンク獲得)、コンテンツSEO(ユーザーの疑問に答える質の高い記事作成)の3本柱で成り立ちます。学習塾では、ブログ記事や教室紹介ページを活用して、地域名+塾の特徴のキーワードで上位表示を狙うのが基本戦略です。

学習塾関連のキーワード検索数

「学習塾」と「個別指導」では、どちらが検索されていると思いますか?

「学習塾」と「塾」ではどうでしょうか?

お金を払って広告を利用しなければいけませんが、

グーグル広告のキーワードプランナーを使えば、月間平均検索数を知ることができます。

2025年9月30日時点で、それぞれのキーワードの月間平均検索数は以下の通りです。

塾 検索キーワード 月間平均検索ボリューム
  • 「学習塾」は74,000回/月
  • 「個別指導塾」は135,000回/月
  • 「塾」は368,000回/月
  • 「塾 中学生」は6,600回/月
  • 「小学生 塾」は12,600回/月

このように、月間数千〜数万回検索されています。つまり、潜在顧客が確実に検索している市場がそこに存在します。SEO対策を行うことで、広告費をかけずにこの顧客層を呼び込めるのです。

ブログでもSEO対策ができる

ホームページの固定ページは、通常「トップページ」「コース紹介」「料金案内」「アクセス」など、数ページ〜十数ページ程度しかありません。

仮に固定ページが5ページで、1ページあたり月に1人ずつ見込み客が来るとすると、月間集客は5人にとどまります。

しかし、ブログ記事を活用すればページ数=対策できるキーワードの数をどんどん増やすことができます。

たとえば月に5本の記事を書けば、1年で60ページが追加されます。これにより検索でヒットする「入り口」が12倍に増えます。

つまり、ブログは単なるお知らせ欄ではなく、【24時間365日働き続ける「集客装置」】です。

記事を積み上げれば積み上げるほど、より多くの保護者・生徒があなたの塾を見つけやすくなり、入会につながるチャンスも増えます。

集客のためのブログでよくある勘違い

塾のブログでよく見かけるのが「今日は天気が良かった」「映画が面白かった」といった日記形式の記事です。

しかし、こうした記事は既存の生徒や保護者との関係を深める“ファン化”には役立っても、新規の集客にはつながりません。

集客を目的としたブログでは、「受験勉強の始め方」「定期テストで点数を上げる方法」など、保護者や生徒が検索しそうなキーワードを意識した記事づくりが重要です。

つまり、日記ブログと集客用ブログは別物であり、新規顧客獲得を目指すなら「有益な情報+キーワード対策」が欠かせません。

どのように集客用のブログを進めていけば良いかCONVYにご相談ください。

学習塾のSEO対策が重要な事情5選

塾だからこそSEO対策が重要な事情があります。

経営者や塾長であれば、ご存知の内容とはなりますが、

WEB担当やスタッフに説明するときに、こちらの箇所をご利用ください。

塾の経営環境① マーケットの縮小その1「人口減少」

日本の人口動態

全国的に小中学生の人口が減少しており、学齢人口の縮小は避けられないトレンドです。

日本の出生数は減少が続いており、令和6年は初めて70万人を割り込み、約68万人となりました。

全国の人口構造は、年少人口(15歳未満)の減少と老年人口(65歳以上)の増加が著しく、少子高齢化が急速に進んでいる状況にあります。

図:日本の人口ピラミッド

日本の人口ピラミッド

出典:令和2年国勢調査人口等基本集計結果 結果の概要(総務省)(https://www.stat.go.jp/data/kokusei/2020/kekka/pdf/outline_01.pdf

都市の人口動態(仙台市の例)

仙台市においても、出生数は平成27年(2015年)の9,103人から令和6年(2024年)には6,139人まで落ち込み、約3割の減少となっています。

さらに、仙台市の推計人口は、2025年1月1日時点で109万5,400人と発表され、前年と比べて2,220人の減少と、これで2年連続の人口減少となっています。

また、仙台市内の子ども・若年人口の統計でも、0~14歳人口が徐々に減少傾向にあり、学習塾の母数となる市場自体の縮小は無視できない事実です。

100万人都市の仙台でさえ、このような状況ですから、仙台以外の市町村や、他県の場合も容易に想像ができます。

図:仙台市の出生数(人)と出生率(‰)の表 ※出生率:人口1,000人あたりの出生数の割合

仙台市の出生数

出典:仙台市ホームページ 人口動態統計(厚生労働省)を基に仙台市が作成
https://www.city.sendai.jp/kodomo-kikaku/syoushikamondai.html
※令和6年の数値は令和7年6月時点の概数

学区の人口動態

都市部であっても、学齢人口には地域ごとに大きな差があります。

以下の図は、仙台市のホームページ「町名別年齢(各歳)別住民基本台帳人口」をもとに弊社が作成したグラフです。

こちらは有料級の資料ため、古いデータでご容赦ください。3年前(令和4年4月時点)のデータですが、参考になると思います。

各中学校の学区にいる14歳(当時の中学3年生)の人数を基準に、3、6、9年後の学年人数と基準比がわかるように示しました。

3年前のデータですので、厳密に言えば、3年後と記載されているのがちょうど今年、6年後が今から3年後、9年後が今から6年後を表しています。

図:地域ごとの人口推移

仙台 地区ごとの学齢人口

出典:仙台市のホームページ「町名別年齢(各歳)別住民基本台帳人口」をもとに弊社が作成

仙台市内を見ても、仙台市中央地区や仙台南地区のように、まだ人口が増加しており「あと10年は安泰」と見える地域があります。

しかし一方で、仙台西地区や仙台北地区のように、特に小学校低学年(3年生以下)から子どもが急激に減少しており、6年後には市場規模が当時の約70%にまで縮小する見込みです。仙台市でさえ、地域に注目すると、どんどん市場が縮小している状況がわかります。

このように、同じ都市圏であっても「増える地区」と「減る地区」がくっきり分かれています。

安泰といっても、人口が増えているエリアは競合塾も必ず出店を狙ってきます。

つまり「うちは人が多い地区だから大丈夫」という考えは通用しません。

人口動態ははっきり分かっているので、地域の事情に合わせて新規顧客の獲得に積極的に動く姿勢がなければ、将来的に塾経営の安定は望めなくなってきています。そのときにいつものチラシに頼った集客だけでなく、SEO対策も使った両輪の集客活動が大切になってきます。

塾の経営環境② マーケットの縮小その2「教育の多様化」

市場の縮小を考える上で、もう一つ見逃せないのが 「教育方法の多様化」 です。

従来の「集団指導型」のスタイルは塾にとって効率的でしたが、この市場は急速に縮小しています。その背景には、次の2つの大きな流れがあります。

個別指導塾の拡大

「うちの子に合った指導をしてほしい」という保護者の声に応える形で、個別指導塾の需要が拡大してきました。

実際、全国的な統計でも個別指導塾のシェアは年々増加しており、先に示した検索キーワードの月間平均検索数を見ても「個別指導」に関連する検索数が伸びていることが確認できます。つまり、保護者自身が「子ども専用の学習環境」を求めて積極的に情報収集をしているのです。

オンライン・タブレット学習の台頭

さらに、もう一つ大きな変化が オンライン学習やタブレット学習 の広がりです。

これらは「通塾に比べて安価」という価格的メリットがあり、しかも AI技術の進歩によって個々の学習状況に合わせたカリキュラムを自動的に提供できるようになっています。その結果、「わざわざ塾に通う層」が一定数減少しているのが現実です。

数値で見る教育方法の変化   

塾経営に携わる皆さんにとって、一番気になるのは「市場の方向性」ではないでしょうか。そこでまずは、実際の数字を確認してみましょう。

図:集団指導と個別指導のシェア推移

集団指導と個別指導の市場規模

2009年には、集団指導が約69%、個別指導が約31%という構成比でした。しかし2017年には、集団指導が63%、個別指導が37%と差が縮まっています。

つまり、従来主流だった「集団指導型」のシェアが年々縮小し、「うちの子に合わせた指導をしてほしい」という保護者のニーズに応える「個別指導型」へと市場の重心が移っているのです。

さらに注目すべきは、集団指導そのものの売上規模が縮小傾向にあること。これは少子化による影響だけでなく、保護者の価値観や教育への投資姿勢が大きく変化していることを示しています。

次に見たいのは「オンライン・タブレット学習」の存在感です。

図:教育産業全体の市場規模

教育産業全体市場規模

出典:矢野経済研究所のWEBサイト
https://www.yano.co.jp/press-release/show/press_id/3633

図:eラーニング市場の拡大

eラーニング市場規模

出典:矢野経済研究所のWEBサイト
https://www.yano.co.jp/press-release/show/press_id/3795

2023年時点で教育産業全体の市場は約2兆8,332億円。そのうちeラーニング市場は3,733億円に達し、シェアは13.2%に拡大しています。かつては補助的な存在だったオンライン教育が、いまや教育産業全体の1割以上を占める規模にまで成長しているのです。

この数字は社会人教育も含んでいますが、スピード感を考えると学習塾業界にも同じ波が押し寄せるのは間違いありません。もし塾市場に当てはめるなら、集団塾:個別指導:オンライン=55:32:13 といったイメージに近いかもしれません。

まとめ:二重の逆風にさらされる塾業界

このようにデータを整理すると、塾業界は二重の逆風に直面していることがわかります。

  1. 少子化による市場規模の縮小
  2. 教育方法の多様化(個別化・オンライン化)

つまり、従来型の「集団指導+折込チラシ中心の集客」では、今後の生き残りはますます厳しくなるということです。

だからこそ塾経営者は、現状維持にとどまるのではなく、新規顧客を獲得し続ける仕組みづくりに本気で取り組む必要があります。SEO対策を通じて「地域の検索ニーズに確実に応える存在」となることは、最も費用対効果の高い戦略の一つだと言えるでしょう。

塾の経営環境③ ずっと新規生を獲得しないといけない

学習塾は「毎月安定した授業料収入があるから他業界より安全だ」と語られることがあります。確かに月謝制という仕組みはサブスク型ビジネスに似ており、表面的には安定しているように見えるでしょう。

しかし、実際に現場を知る人間からすると、この見方には大きな違和感があります。塾業界は毎年必ず顧客の半数近くを失うビジネスモデルだからです。特に中学3年生や高校3年生といった受験学年は、合格と同時に卒塾していきます。つまり、新規募集を止めれば翌年の売上は大きく落ち込む宿命を抱えているのです。

考えてみてください。もし全体の在籍生の半数が卒業していくとしたら、残り半数を維持するだけでは足りません。卒業生で抜けた以上の新入生を毎年確保し続けなければ、業績は右肩下がりになります。しかも少子化が進む今、新規獲得の難易度は年々高まっています。

さらに、新規生の獲得には博打的な要素もあります。最大の募集機会は春期・夏期・冬期といった長期休暇中の講習期です。この時期に塾は広告宣伝費を一気に投じて集客を図りますが、もし集客に失敗すれば、その年の経営は一気に厳しくなります。追加で広告費をかける余裕がなくなり、自分たちでポスティングや口コミ頼みに追い込まれるケースも少なくありません。

だからこそ、大きな広告費に頼らずに年間を通じて新規顧客を呼び込める仕組みが必要になります。その有効な手段のひとつがSEO対策です。地域での認知度を高め、検索を通じて「学習塾を探している親子」に自然に見つけてもらえる状態を作れば、安定した集客基盤になります。広告のように一時的な効果で終わらず、継続的に新規顧客を呼び込み続けられる点で、塾経営において不可欠な戦略といえるでしょう。

塾の経営環境④ 塾業界特有の資金繰り事情

学習塾の資金繰りには、この業界ならではの独特の厳しさがあります。

最大の要因は、年度末に在籍生の半数近くが卒業してしまう構造です。特に受験学年(中3・高3)は一斉に退会するため、年度はじめの4月は売上が大きく落ち込みます。その結果、多くの塾では春から夏にかけてしばらく赤字が続き、夏期講習や冬期講習で新規生を獲得して、ようやく黒字化に転じるというサイクルを繰り返しています。以下の図は、年間を通した利益と資金の推移イメージです。

図:学習塾の利益と資金の推移イメージ図

塾の売上・費用・利益・資金推移イメージ図

この構造があるため、年度末に十分な資金を蓄えられていない塾は、翌年度の序盤から資金繰りに苦しむことになります。実際に「春先は資金が足りず、夏期講習までの数か月をどう乗り切るか」という悩みを抱える経営者は少なくありません。

こうした事情を踏まえると、広告宣伝費をかけずに通年で集客できる仕組みがあることは、経営上の大きな安心材料になります。もしSEO対策で夏期講習前に安定的に新規顧客を獲得できれば、冬には大きな広告費を投じなくても済み、冬期講習前の広告費用を圧縮できる可能性すらあります。

つまり、塾業界にとってSEOは単なる集客施策ではなく、資金繰りの安定化につながる経営戦術なのです。

塾の経営環境⑤ 塾業界特有の業務状況

学習塾の仕事は、一般の企業と比べて「業務に使える時間が極端に少ない」という特徴があります。 

たとえば1日8時間勤務だとしても、そのうち約4時間は生徒への授業や指導に充てられます。残りの4時間が事務・業務に割ける時間ですが、実際には授業準備や教材研究、定期テストや模試の分析、生徒面談や保護者対応といった「指導に直結する業務」で大半が埋まってしまいます。

結果として、広告宣伝や販促物の作成、ポスティングなど「新規顧客獲得に直結する活動」に使える時間はほとんど残りません。一般企業であれば、業務時間の大部分を営業やマーケティングに使えますが、塾業界ではどうしても“現場対応”が優先されるのです。

つまり、学習塾は 「集客のために時間を割けない」 という構造的な課題を抱えています。だからこそ、日々の隙間時間ではカバーできない集客を補う手段として、SEO対策のように“仕組みで集客できる方法”が大きな意味を持ってきます。

さらに想像してみてください。先生が授業をしている間にも、保護者が「仙台 塾 中学生」「定期テスト対策 塾」などで検索し、ホームページから問い合わせが入る仕組みがあったらどうでしょうか。夜10時に授業が終わって机に戻ったとき、メールボックスに「無料体験希望」の問い合わせが入っている。これは、時間が限られた塾経営において非常に大きな武器になります。

授業と同時進行で“営業活動を自動化できる”のがSEOの強み。だからこそ、忙しい塾業界にこそSEOが欠かせない戦略なのです。

学習塾のサイトでSEO対策を行うメリットや効果

ブランディング効果がある(指名検索されない塾の戦い方)

学習塾の集客において最大の壁は「そもそも名前を知られていない」ということです。

大手塾であればテレビCMや駅前の看板などで認知が広がり、保護者が「◯◯塾」と名前で検索してくれます。しかし地域密着型の塾の場合、学校や近所で口コミを聞いたとしても「そんな塾あったっけ?」となることが多いのではないでしょうか。

そこで役立つのがSEO対策です。

「仙台 中学生 定期テスト対策」「小学生 算数 苦手」など、保護者や生徒が実際に検索するキーワードで上位に表示されれば、塾名を知らなくても自社サイトにたどり着いてもらえます。

つまりSEOは、知名度ゼロの塾でも「ニーズ検索を通じて存在を知ってもらう」ことができる仕組みです。そして、検索を通じて何度も塾名を目にすることで、徐々に地域内での認知が積み重なり、結果的に「ブランド」としての信頼感を醸成していきます。

このようにSEOは単なる集客手段にとどまらず、地域密着型の塾がブランドを育てるうえで欠かせない戦略になり得るのです。

学習塾に関心のある生徒や親を集客できる

学習塾の多くは「塾名で検索されない」という課題を抱えています。名前を知っているのは在籍している生徒やごく一部の口コミを耳にした人だけです。だからこそ、SEOでは 「定期テスト 数学 点数を上げたい」 や 「仙台 中学生 英語 苦手」 のように、保護者や生徒が実際に入力する“悩みキーワード”でページを用意することが重要です。こうしたページは、まさに「新しい集客装置」として機能します。

一方で、テレビCMや折込チラシといった従来型の広報手段はどうでしょうか。確かに一気に多くの人へ情報を届けられるという強みはありますが、問題は「ニーズがない人」にまで届いてしまうことです。結果的に大半の人はスルーしてしまい、高額な広告費に対して費用対効果が見合わないケースも少なくありません。

その点、SEO対策であれば「すでに塾を探している人」「子どもの学習に悩んでいる人」にだけ、効率的に情報を届けることができます。つまり、広告のように無差別にばらまくのではなく、今まさに困っている保護者や生徒に“ピンポイント”で届くのがSEOの強みなのです。

コストを抑えながらアクセスを見込める

折込チラシやテレビCMなど従来の広告は、出すたびにまとまった費用がかかり、配布をやめれば効果も止まってしまいます。これに対してSEOは、一度コンテンツを公開すれば長期的にアクセスを呼び込み続ける「資産」となります。

もちろん記事作成の手間はありますが、広告のように配布ごとに費用が発生するわけではありません。限られた予算で集客効果を最大化するために、SEOは非常に費用対効果の高い手段です。

スタッフの代わりに営業をしてくれる

学習塾では講師やスタッフが授業・面談で忙しく、営業活動に十分な時間を割くことは難しいのが現実です。しかしSEOで作ったページは、24時間365日インターネット上で新規顧客にアプローチし続ける「営業担当」になります。

夜中でも休日でも、検索した保護者や生徒が情報を見つけ、興味を持って問い合わせにつながります。SEOはまさに、スタッフの代わりに働き続ける強力な営業マンなのです。

学習塾向けSEO対策ブログの考え方

ここからはブログを書くスタッフでも分かりやすいように、また、業務時間があまり取れないスタッフのためにシンプルに、SEO対策ブログを書くときの考え方をお伝えします。

キーワードの検討

SEO キーワード

「どんな言葉で検索されるか」を想定し、親や生徒が使いそうなフレーズを選ぶことが第一歩です。

グーグル広告を利用している会社であれば、キーワードプランナーで検索数も把握できます。

無料ツールはアラマキジャケです。こちらでも検索数を確認することはできます。

ある程度ボリュームのあるキーワードを選びましょう。

競合の調査

決めたキーワードで実際に検索してみて、上位に来る競合サイトの内容を分析してみてください。

真似をすれば上位になるという訳ではありませんので、ある程度ボリュームは揃えながらも、差別化ポイントを探します。

タイトルや見出しの最適化

タイトルや、各種見出しの構成を考えてください。そのサイト内で太字になっているところはh2タグやh3タグと言われていて、構成を考えるときに大事になります。ここでも顧客目線が一番大切になります。読み手の気持ちを考えながらタイトルと見出し構成を考えましょう。

本文を書く

見出しの構成が出来上がったら、実際に本文を書き始めましょう。「悩みに答える」ことを意識して、受験・勉強法・保護者向けのアドバイスなど、役立つ情報を提供しましょう。

画像やグラフを差し込む

文字だけでなく図やグラフを加えると、読みやすさと理解度が上がります。

塾 画像 勉強

キーワード数の確認をする

記事に選んだキーワードが自然に何度か出ているかをチェックしましょう。少なすぎる場合は、キーワード利用を増やしますが、無理に詰め込みすぎないことも大事です。

Windowsの場合は「ctr+F」、MacBookの場合は「command + F」の検索バーを利用しましょう。

校正をする

自然な日本語になっているか、漢字のミスはないかなど校正は必ずしましょう。

無理にキーワードを詰め込むと、不自然な日本語になってしまう場合があるので注意しましょう。

学習塾・予備校が実施すべき内部対策

内部リンクの最適化

関連するページ同士をつなぐことで、ユーザーもGoogleも回遊しやすくなります。

合格実績や生徒の声に関するページを作成する

元々あるページの合格実績ページの対策をすることも大切です。固定ページの中で、合格実績のページのアクセス数は非常に多いです。実績を書くだけでなく、お客様の声や、合格するためのポイントも入れられると良いです。「信頼感」を得られるページは、入塾検討の決め手になります。

コースや教室ごとのページを強化する

コースや教室が複数ある場合は、それぞれのページもしっかり対策しましょう。教室のページが強くなると、「地域名×キーワード」で検索流入が増えます。

模試や入試に関する情報を発信する

保護者にとって役立つのは「入試情報」です。最新情報を載せることで信頼を高められます。

施設内や運営者の情報を充実させる

「どんな場所で、誰が指導しているか」が見えると安心感が増します。

塾 指導中の写真

学習塾・予備校が実施すべき外部対策

グループ会社や関連ある塾から被リンクを獲得する

公式サイト同士のリンクは信頼度を押し上げます。

SNSで受験や勉強に関する情報を発信する

SNSからの流入は、直接SEO効果は弱いですが、保護者や生徒に拡散してもらうことで認知度拡大に役立ちます。

ここまで紹介したことは、自社内のスタッフでもできる対策です。

自社内の人員や、業務時間などリソースを元に、何を優先するか決めましょう。

優先順位に迷う場合はCONVYにご相談ください。

上記以外の専門的なSEO対策

今までの部分は自社内のスタッフでできますが、SEO対策は他にもあります。

少しだけ紹介しますが、基本的には専門家に任せた方が良いです。

CONVYでは、御社の状況に合わせて、内製化と外注の適正なバランスをご提案します。

スマホ対応は必須!モバイルフレンドリー設計対応

親学習塾を探す保護者の多くはスマートフォンで検索します。

スマホで見づらいホームページは、内容がどれだけ良くてもすぐに閉じられてしまいます。

Googleも「スマホ対応しているか」を検索順位の評価基準にしているため、モバイルフレンドリー対応は必須のSEO対策です。

表示スピードが集客を左右する

ページの読み込みが遅いと、訪問者はすぐに離脱してしまいます。

「3秒以上かかると半数近くが離脱する」と言われており、せっかくアクセスしてもらっても無駄になってしまいます。画像の圧縮などで、ページ表示スピードを高めることが塾の集客力を大きく左右します。

メニューが固定されていると使いやすい

塾を探す保護者は、最初に知りたい情報(コース、料金、合格実績など)に素早くアクセスしたいと考えます。

画面上部に常に表示される「グローバルメニュー」を設置することで、WEBサイトの訪問者が迷わず次のページへ進むことができ、問い合わせにつながりやすくなります。

以下の画像の赤枠が「グローバルメニュー」です。下にスクロールしても固定化されている方が、訪問者がページを移動しやすくなります。

グローバルメニュー

見出しの工夫がSEOのカギ

Googleも読者も、まず見出しをチェックします。

「定期テスト対策」「入試直前講習」「合格体験談」など、保護者や生徒が検索する言葉を見出しに含めることで、SEO効果が高まりクリック率も上がります。

検索順位は必ず定点観測する

SEO対策をしても、検索順位は常に変動します。

「SEOチェキ」などの無料ツールや、「ランクトラッカー」などの有料ツールを使い、毎日の順位をチェックすることで、どのページが伸びているか、どこを改善すべきかが見えてきます。

検索順位やアクセス数だけでなく「成果」を見よう

SEOで大切なのは「アクセス数」よりも「問い合わせにつながったかどうか」です。

例えば100人アクセスして1件問い合わせなら転換率(CVR:コンバージョンレイト)は1%です。

この数字を改善していくことこそ、本当の意味でのSEO対策=売上につながるSEOです。

改善を繰り返すことが成果への近道

SEOは「一度やって終わり」ではありません。

順位を観測し、アクセスや問い合わせ数を分析し、改善を続ける。

このPDCAサイクルを回すことで、塾の集客は安定的に成長していきます。

いくつか紹介しましたが、実際、塾業界で生徒を指導しながら、

上記施策を全て行うことはオススメしません。

頼れる専門家に頼りましょう。

学習塾で参考にしたい教育系サービスのSEO成功事例

【事例①】募集期以外の新規生獲得

学習塾の集客は、春期・夏期・冬期講習といった「募集期」に集中しがちです。しかし、募集期以外の時期に新規生をどれだけ獲得できるかが、経営の安定を左右します。以下の資料は、実際にSEO対策を導入した学習塾の例です。

【SEO施策による効果】

塾 SEO対策の実績 ユーザー数とCV数の推移

図の上段の表は、3月下旬に新規でホームページを立ち上げ、広告を使わないSEO対策を行なった結果です。

  • ユーザー数は、4月の367人から6月には671人まで増加しました。
  • 新規問い合わせ(CV数)も、4月は1件だったのが、5月には11件、6月にも9件と大きく伸びました。

この塾の平均顧客単価は 年間40万円/1人。つまり、仮に20人の新規入会に繋がれば 年間800万円の売上効果 が見込める計算です。

【募集期以外の「安定集客」の実現】

注目すべきは、この成果が「募集期以外」に得られた点です。従来なら大きな広告費を投下しない限り、新規獲得は難しいとされていました。しかし、SEO対策によって自然検索から安定的に見込み客を呼び込めるようになれば、募集期に依存せず年間を通じて集客できる仕組みを構築できます。

実際、同じ期間に150万円を投下したWEB広告の結果(図の下の表)と比較すると、広告経由では確かにSEO対策と同じくらいの18件の新規申込が増えましたが、コスト負担が大きく、投資対効果を考えると持続性に課題があります。

【事例②】LPと教室ページを組み合わせたSEOで集客を最大化

学習塾では夏期講習や入試直前講習など、募集期に合わせてLP(※ランディングページ:募集専用にページ1枚でイベント紹介から申し込みまで完結するWEBページ)を作成し、広告を出稿することが一般的です。従来は「LP=広告専用」と考えられがちですが、実際にはSEO対策を行うことで検索からの自然流入を増やす強力な集客装置にもなり得ます。

今回の事例でも、夏期講習用に制作したLPを広告運用すると同時に、キーワードを丁寧に設定した結果、

「仙台 夏期講習 小学生 個別指導」や「仙台 夏期講習 中学生」などの複数キーワードで検索順位1位を獲得。

図:検索結果1位の実績例

塾 キーワード 1位の実績例

広告からの流入に加えて自然検索からのアクセスが大幅に増加し、クリック数・問い合わせ数ともに大きく伸びました。

さらに、広告専用のLPだけでなく、各教室紹介ページにも夏期講習関連の情報を組み込み、SEOを強化しました。その結果、教室ページ自体が検索上位に表示され、普段からアクセスされるページが集客の役割を担うように。これにより、広告費を抑えつつ新規入会を確保することができました。

つまり、

  • LPをSEO対応させることで「広告+自然検索」の相乗効果を得る
  • 教室ページをSEO強化することで「普段の導線」からも新規を呼び込む

という2つの取り組みを組み合わせることで、費用効率の良い安定した集客基盤を築くことが可能になったのです。

成功事例からわかる重要なポイント

ホームページをただの名刺がわりにせずに、SEO対策をするということです。

ニーズで検索されても、検索結果に表示されないということは、せっかくのホームページが「宝の持ち腐れ」です。ホームページはせっかくの資産なので、SEO対策をして24時間働く集客装置にしましょう。

学習塾がSEO対策を依頼した場合の費用相場

月額数万円〜数十万円まで幅があります。どの範囲を任せるか(記事制作・内部改善・コンサルティング)によって変動します。

CONVYのSEO対策は安くはないラインですが、その分、質と成果にこだわります。

会社で1名の新卒社員を雇うよりも低い投資額で、大きな効果を生み出します。

こちらの記事に記載したノウハウはほんの一部です。

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現在のホームページで成果が出ないという学習塾の皆さま。

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Writer

著者情報

株式会社CONVY

代表取締役

草彅 達史

TATSUFUMI KUSANAGI

外資系スーパーマーケット、大手学習塾の教室責任者・エリアマネージャー・経営企画部(財務・広報の責任者)を経て(株)CONVYを設立。
主にマーケティング戦略の立案とWEBマーケティングの実行支援、財務分析と改善策の立案で中小企業の売上拡大を支援しています。
中小企業の倒産理由の7割を「販売不振」が占めています。そんな厳しい経営環境の中、「中小企業が夢を諦めず、夢を叶えるための支援をしたい」——。その想いから、CONVYは立ち上がりました。中小企業診断士として、現場に寄り添い、確かな実行力で、売上アップと経営改善をともに目指してまいります。

経営コンサルティングの国内唯一の国家資格:
中小企業診断士の資格を保有