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士業のSEO対策|固定ページとブログの二本柱を、自社サイトの実測データで解説

士業のSEO対策

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士業のSEO対策について、結論から書きます。士業のSEOは、「固定ページ」と「ブログ」の二本柱で考えるのが全体像だと思っています。役割が違うからです。固定ページは「◯◯市 相続 司法書士」のような依頼に近い言葉を受け止める土台。ブログは「親の家 名義変更 何から」のような悩みの言葉で見つけてもらい、入口を増やす装置です。

私は中小企業診断士で、私自身も士業の一人として、このサイトを運営しながら測ってきました。この記事では、まず二本柱の全体像を示し、柱ごとに何をするかを説明します。ブログの柱では、言葉の選び方を当社自身がこの記事を書いたときの実例で実演します。当社にとっての狙う言葉は「士業 SEO」でした。先生方はこれを、「相続 手続き ◯◯市」「就業規則 作成」のような、ご自身の業務の言葉に置き換えて読んでください。手順はまったく同じです。

全体像:ホームページでSEO対策をするとは、こういうことです

ホームページのSEO対策と聞くと1つの作業に見えますが、実際には3つの部品でできています。

  • サイトの構造:見出しの階層・内部リンク・ページの増やしやすさ。すべての土台になる部分です
  • 固定ページ(サービスページ):依頼に近い言葉を受け止めるページ。問い合わせの受け皿です
  • ブログ:悩みの段階の言葉で見つけてもらうページ。書くほど入口が増えます

流れはこうです。ブログで見つけてもらい、記事の中の内部リンクで固定ページへ案内し、固定ページで問い合わせにつなげる。この道を作ることが、ホームページでSEO対策をする、ということだと考えています。どちらか片方だけでは、入口がないか、受け皿がないかの、どちらかになります。

柱①:固定ページのSEO──依頼の言葉を受け止める土台

固定ページで狙うのは、依頼に近い言葉です。「◯◯市 税理士 顧問料」「相続登記 費用」のような、探している人がそのまま依頼者になる言葉です。1ページで狙えるのは基本的に1テーマ、多くて2〜3語までなので、業務ごとにページを分けて、それぞれの言葉に合わせて見出しと本文を設計します。

正直に書いておくと、固定ページは時間がかかります。当社の新規ドメインでも、公開から約1ヶ月の時点で、狙った言葉で1位を取れていた固定ページは4つでした。固定ページ側の実測と経過は、公開直後のホームページ効果を検証した記事に検索画面つきで載せています。

一方で、すでにホームページをお持ちの事務所には別の実測があります。既存ドメインのリニューアルでSEO設計を最初から盛り込んだ場合、公開直後から主要ページが1〜3位に入ったケースが複数あります。ドメインに蓄積された評価を引き継げるためです。

【固定ページを強くしたい方へ】当社は、この「どの言葉で・どのページを・どう設計するか」の調査から作るホームページ制作とSEO対策をしています。設計から作った結果は、この記事に出てくる実測の通りです。SEO対策のサービス内容をご覧のうえ、毎月先着3社限定の無料相談でご相談ください。

柱②:ブログのSEO──悩みの言葉で入口を増やす

ここからが実演パートです。ブログの成否は、書く前の言葉選びでほぼ決まると思っています。当社がこの記事の言葉を決めたときにやったことを、そのままお見せします。

実演①:書く前に、「士業 SEO」の上位8本を全部開きました

2026年8月14日時点で、「士業 SEO」の検索上位にある記事8本を開き、文字数と見出しの数、測定データの有無を確認しました。

記事文字数(概算)h2/h3の数測定データ
1位(SEOメディア大手)約27,000字8/35なし
3位(制作会社)約16,000字10/33なし
4位(制作会社)約11,000字14/27なし
5位(SEO会社大手)約16,000字15/25支援先の成果事例あり
6位(士業特化制作会社)約4,000字6/9なし
7位(コンテンツ制作会社)約12,000字9/42なし
8位(制作会社)約10,000字11/13なし
9位(WEB会社)約14,000字8/26なし

8本のうち6本には、測定データがひとつもありませんでした。書かれているのは「専門性を出しましょう」「地域名で対策しましょう」という一般論です。5位の大手SEO会社だけは支援先の成果事例を載せていて、さすがだと思いました。

ただ、自分のサイトで測った数字を、失敗も費用も含めて時点つきで出している記事は見当たりませんでした。それなら、その部分は私が書けます。この記事はそう判断して書いています。

先生方の場合も、やることは同じです。狙う言葉で検索して、上位を開く。一般論しか並んでいなければ、実務の一次情報を書けば勝ち筋があります。公式サイトやポータルばかりが並んでいれば、その言葉は避けて別の言葉を探す。開いて見るだけで、書く前にこの判断ができます。

実測:新規ドメインでは、ブログが先に順位が付きました

当社サイトは2025年9月末に公開した新規ドメインです。公開から約1ヶ月の2025年10月27日時点で、ブログ記事は「塾 SEO 仙台」で検索1位を取れていました。ドメインの評価がまだ育っていない時期でも、ブログには順位が付いたということです。

同じ時点で、SEOを設計して作った固定ページのうち、1位を取れていたのは柱①で書いた通り4つでした。新規サイトで先に動くのはブログです。固定ページはサービスを誰にでも分かるように説明する必要があり、情報量に限りがあります。ブログは1記事1テーマで、専門的な内容を厚く書けるためだと考えています。

新規ドメイン公開から約1ヶ月の実測。ブログ記事は塾SEO仙台で検索1位、固定ページで1位を取れていたのは4つ。新規サイトで先に動くのはブログ

だからこそ、開業して間もない事務所や、サイトを作ったばかりの事務所ほど、ブログから始める価値があると思っています。

実演②:キーワードプランナーで26語を測りました

次は、検索回数の確認です。当社はこの記事群を書くにあたり、Googleキーワードプランナーで士業まわりの26語を測りました(日本・2025年8月〜2026年7月)。手の内をそのまま公開します。まず「士業」の総合語です。

検索キーワード月間平均検索回数広告の競合性
士業 ホームページ制作320
士業 ホームページ210
士業 SEO70
士業 マーケティング50
士業 集客50
士業 WEB集客50
士業 ブログ30
士業 ホームページ 自作20
士業 SNS10

面白いのは推移です。「士業 ブログ」は月30回と小さいですが、直近3ヶ月で+133%、前年比+75%と急に伸びています。「士業 SEO」も前年比+40%です。発信で集客しようと考える先生が増えている、と読んでいます。

職種別ではこうなりました。

検索キーワード月間平均検索回数広告の競合性
弁護士 ホームページ制作260
行政書士 ホームページ170
弁護士 集客140
弁護士 SEO140
税理士 ホームページ制作140
行政書士 集客110
税理士 ホームページ110
税理士 集客110
法律事務所 ホームページ110
司法書士 ホームページ90
社労士 ホームページ70
税理士 SEO70
中小企業診断士 ホームページ40
司法書士 集客40
社労士 集客40
会計事務所 ホームページ30
法律事務所 SEO20

1つ注意があります。「◯◯士 ホームページ」という言葉は、検索結果を実際に見ると、資格試験の勉強サイトや士業会の公式サイトが上位の多くを占めていました。検索しているのが「作りたい先生」とは限らないということです。ボリュームの数字は、そのまま需要と読まないほうがよいと思っています。

先生方にも、ご自身の業務の言葉でこの表を作ってみることをおすすめします。作り方は、次の手順にまとめます。

言葉の決め方を、3つの手順にまとめます

ここまでの実演でやったことを、先生方がご自身の言葉で再現するための手順に直します。3つだけです。

手順① 業務を棚卸しして、依頼者の言葉に直す。「相続業務」は士業側の言葉です。依頼者は「親 家 名義変更」「遺言書 書き方」と打ちます。業務の一覧を、依頼者が打つ言葉に翻訳するところから始めます。日々の相談で聞いた言い回しが、そのまま素材になります。

手順② キーワードプランナーで検索回数を確認する。Google広告のキーワードプランナーは無料で使えます。1つ注意があり、広告を出稿していないアカウントでは「1万〜10万」のような幅でしか表示されません。幅で出た数字は幅のまま扱ってください。なお、月10回程度の小さな言葉でも、依頼の意図が濃ければ問い合わせは来ます。当社は月10回以下の言葉から年3件の問い合わせを得た実績があります。回数の大きさより、依頼に近い言葉かどうかで選ぶのが基本だと考えています。

手順③ その言葉で実際に検索して、上位10本を見る。書く前に、その言葉で実際に検索します。上位に何が並んでいるか(記事か、サービスページか、公式サイトか)で、勝てる場所かどうかが分かります。実演①でやったのと同じことを、ご自身の言葉でやるだけです。

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ブログは、検索の入口を増やす装置です

固定ページが5ページのサイトなら、検索の入口は5つです。ブログを月5本書けば、1年で60ページ増えて合計65ページ。入口は計算上13倍になります。

もちろん、すべての記事に順位が付くわけではありません。ただ、固定ページより先にブログに順位が付いたのは当社の実測の通りですし、書いた記事は広告と違って、費用をかけずに入口であり続けます。開業初期で広告費に限りがある事務所ほど、記事を資産として積む戦略が合っていると思っています。

「AIに引用される」という新しい入口

もう1つ、これからの話をします。検索結果の上部に「AIによる概要」が表示されることが増えました。当社の集客コンサルティングのページは、このAIによる概要に掲載された実測があります。

AIが引用するのは、出典として使える具体性のある情報です。一般論の言い換えは引用されにくく、数字・手順・一次情報は引用されやすい傾向があると見ています。実務家が自分の言葉で書いた記事は、この点でも有利になり得ます。まだ動きの速い領域なので断定はしませんが、「検索1位」だけでなく「AIの出典になる」ことも、これからのSEOの目標になると考えています。

資格者が自分で書くことは、SEOでも強みになります

Googleは検索品質の評価に、経験・専門性・権威性・信頼性(E-E-A-T)という考え方を使っています。資格と実務経験のある本人が書いた記事は、この点で外注記事より有利になり得ると考えています。

もっと実務的な理由もあります。依頼者がどんな言葉で悩みを打ち込むかは、日々相談を受けている本人がいちばん知っているからです。「遺産分割」と打つ人と「親の家 名義変更」と打つ人の違いは、実務家でないと書き分けられません。ここが、士業のブログが外注の一般論記事に勝てる場所だと思っています。

二本柱をつなぐもの:同じ記事でも、載せるサイトで結果が違います

最後に、二本柱がつながる場所の話をします。ブログの記事は、単独で戦っているわけではありません。載っているサイトの構造ごと評価されます。見出しの階層、内部リンク、ページの増やしやすさ。冒頭の全体像で「土台」と呼んだ部分です。

比喩で言えば、記事はドライバーで、サイトはマシンです。同じ腕のドライバーでも、レーシングカーに乗るのと、自作の車体に乗るのとでは、出る速度が違います。

当社の実測でも、この差は出ています。設計から作った当社サイトでは、ブログ記事が公開約1ヶ月で1位になりました。一方、私が以前Canvaで自作した事務所サイトは、あとからHTMLを確認すると、h1もh2もh3も1つもなく、アクセス計測のタグも入れられませんでした。ページは作れても、検索エンジンに「何のページか」が伝わらない状態です。自作サービス4つを比較した記事に、実際に触って確かめた結果を載せています。

当社が作っているのは、このたとえで言えばマシンの側、それもエンジンにあたる部分です。h1〜h3の見出し階層、ページ同士をつなぐ内部リンク、記事を増やしても崩れない構造。検索で上位を狙ううえで前提になる部分を、設計の段階から組み込んでいます。

誤解のないように書いておくと、順位を決めるのはGoogleであって、制作会社ではありません。だから「作れば上がります」というお約束はできません。それでも、ドライバーである記事が腕を出し切れるマシンを用意することはできます。当社サイトの記事が公開約1ヶ月で1位を取れたのも、この土台の上で書いたからだと考えています。

記事を書き続ける覚悟がある事務所ほど、土台の差が効いてきます。ブログを本気でやるなら、書き始める前に土台を確認する。これが二本柱のつながりです。土台から作り直すことをお考えの方は、ホームページ制作のページをご覧ください。まずはいまのサイトが土台として機能しているかどうかを知りたい、という方には、無料相談でお調べしています。

ただし、効果が出るまで3〜6ヶ月かかります

正直に書いておきます。SEOは即効性のある施策ではありません。当社のブログも、1ヶ月ほどで1位が付いた記事がある一方で、公開して間もなく、まだ順位の付いていない記事もあります。通常3〜6ヶ月は成果が見えない前提で、次の型で続けることをおすすめします。

  • 1記事1テーマ。1つの記事で狙う言葉は多くて2〜3語まで
  • 書く前に、その言葉で検索して上位10本を実際に見る
  • 実務で受けた相談(守秘に配慮したうえで一般化したもの)を素材にする
  • 順位は週1回だけ確認する。毎日見ても変わりません

よくあるご質問

開業したばかりの新規サイトでも上位を取れますか?

取れます。当社は新規ドメインの公開約1ヶ月で、ブログ記事が「塾 SEO 仙台」で検索1位になりました。言葉を選べば、開業したばかりの事務所にも取れる場所はあると思っています。

SEO会社に頼むべきですか? 自分でやるべきですか?

キーワード選定と記事の中身は、実務を知るご本人が関わったほうが強くなります。一方、サイト構造の設計や計測環境の整備は専門側の仕事です。全部を外注するか全部を自分でやるかの二択ではなく、言葉と中身は自分、構造と計測は専門家という分担が、費用対効果がよいと考えています。

記事は外注してもよいですか?

キーワード選定と見出し設計まで自分で関わることをおすすめします。この記事で確認した通り、一般論の記事はすでに飽和しています。差が付くのは実務家本人の視点です。

まとめ:二本柱の全体像に戻ります

士業のSEO対策は、固定ページとブログの二本柱です。固定ページは依頼の言葉を受け止める土台、ブログは悩みの言葉で入口を増やす装置。ブログで見つけてもらい、固定ページで受け止める。そして両方が、サイトという同じマシンの上で走ります。この全体像を持っておけば、個々の施策をどこに置くべきか迷わなくなると思っています。

この記事の調査を、先生方の側から読み直すと、おそらく同じ構図が先生方の業務の言葉でも起きています。「相続」「会社設立」「就業規則」で検索したときに並ぶのは、ポータルサイトや外注で量産された一般論の記事です。そこに同じ一般論を足しても、埋もれるだけだと思います。

勝ち筋は、ご自身の業務×地域の言葉を選び、実務家にしか書けない中身で書くことだと思っています。日々の相談で受けた質問、依頼者がつまずく場所、料金の決め方。一般論を書く側は、それを持っていません。

どの言葉から始めればよいか迷う方は、毎月先着3社限定の無料相談で、業務と地域に合わせた検索需要をお調べします。中小企業診断士とWEB解析士の資格を持つ立場から、この記事と同じように数字を根拠にお答えします。

Writer

著者情報

株式会社CONVY

代表取締役

草彅 達史

TATSUFUMI KUSANAGI

外資系スーパーマーケット、大手学習塾の教室責任者・エリアマネージャー・経営企画部(財務・広報の責任者)を経て(株)CONVYを設立。
主にマーケティング戦略の立案とWEBマーケティングの実行支援、財務分析と改善策の立案で中小企業の売上拡大を支援しています。
中小企業の倒産理由の7割を「販売不振」が占めています。そんな厳しい経営環境の中、「中小企業が夢を諦めず、夢を叶えるための支援をしたい」——。その想いから、CONVYは立ち上がりました。中小企業診断士として、現場に寄り添い、確かな実行力で、売上アップと経営改善をともに目指してまいります。

経営コンサルティングの国内唯一の国家資格:
中小企業診断士の資格を保有