導入
仙台でGoogleビジネスプロフィールの運用代行を検討されている方に向けて書いています。
先に結論を2つ申し上げます。
ひとつめ。料金に幅があるのは、「登録して終わりか、投稿を続けるか、口コミまで見るか」で作業量がまったく違うからです。同じ「代行」という言葉でも、中身は別のサービスだと思っていただいたほうがいいと思います。
ふたつめ。口コミの数に頼らなくても、Googleマップで上位に表示されることはあります。当社自身がその状態です。あとで実測をそのまま出します。
この記事では、まず費用の内訳と、実際にどんな作業をするのかを書きます。そのうえで、当社の実測データと、自社でやる場合に何が必要かも書きました。頼まないほうがいい、と判断していただくための材料も載せています。
費用の内訳|料金はなぜ会社ごとに違うのか
Googleビジネスプロフィールの「代行」には、大きく3つの段階があります。どこまでを含むかで、料金も作業量も変わります。
| 段階 | 作業の中身 | 性質 |
|---|---|---|
| ① 登録・初期設定 | アカウント開設、オーナー確認、カテゴリの選定、住所・電話・営業時間の登録、説明文、初期の写真 | 一度きり |
| ② 投稿の継続 | 最新情報の投稿、写真の追加、営業時間の更新 | 毎月続く |
| ③ 口コミ対応と分析 | 口コミへの返信、インサイトの確認、次の打ち手の提案 | 毎月続く |
①だけを「登録代行」として提供している会社もあります。これは悪いことではなく、そもそも別のサービスです。開設と初期設定だけ手伝ってほしい、という需要は実際にあります。
気をつけたほうがいいのは、「運用代行」と書いてあるのに、実質は①に近い場合です。登録して、写真を数枚入れて、あとは月に1回だけ投稿する——それでも「運用代行」と呼べてしまいます。
ですから、見積もりを取るときは金額より先に「月に何回投稿するか」「口コミの返信は含まれるか」「インサイトの報告はあるか」を揃えてご覧になることをおすすめします。ここが揃っていない見積もりを並べても、比較にはなりません。
当社の場合は、MEO対策として月額30,000円〜でお受けしています(2026年8月時点)。SEO対策とあわせてのご依頼にはパックの料金をご用意しています。詳しくはMEO対策のページと料金ページをご覧ください。
他社の相場については、金額だけが独り歩きしても意味がないので、ここでは触れません。上の3段階のどこまでが入っているかを聞けば、その金額が高いか安いかはご自身で判断できます。
ご自身の場合にいくらになるかは、投稿の頻度と、口コミ対応を含めるかで変わります。見積もりだけのご相談でも構いません。
実際に、どんな作業をしているのか
「運用」と言われても中身が見えないと思いますので、当社が自社のプロフィールで実際にやっていることを書きます。
① カテゴリを正しく選ぶ
意外に効きます。Googleは「この事業者は何屋か」をカテゴリで判断していると考えられるので、ここがずれていると、そもそも出したい検索に出ません。メインのカテゴリを1つ、関連するものをいくつか設定します。
② 会社名・住所・電話番号を、他の場所と完全に一致させる
ホームページ、各種の登録サイト、SNS。表記がバラバラだと、Googleが同じ事業者だと判断しにくくなると言われています。「株式会社」が前か後か、番地がハイフンか「丁目」か。地味ですが、最初に揃えておくべきところだと思っています。
③ 投稿を続ける
当社の場合は、ブログを1本書いたら、その内容をGoogleビジネスプロフィールにも投稿するという形にしています。新しく書き起こすわけではないので、追加の手間はそれほど大きくありません。
正直に申し上げると、取引先の支援に集中してしまい、最近は自社の対策を怠っています。あとで出す数字に、その影響が出ているかもしれないと思っています。
④ 写真を入れる
外観、内観、スタッフ、実際の仕事の様子。来店型のお店ほど効きますが、そうでない業種でも「実在している感じ」は伝わります。
⑤ インサイトを見る
表示回数、マップと検索の内訳、電話やサイトへのクリック。ここを見ないと、何が効いたのか永久に分かりません。次の章から、当社の実際の数字をお見せします。
自社の実測|口コミの数に頼らずに、マップ上位を取れています
ここからが本題です。当社自身のGoogleビジネスプロフィールが、Googleマップでどう表示されているかを、そのまま出します。
| 検索した語 | 対象の広さ | マップでの順位 |
|---|---|---|
| SEO コンサルティング 太白区 | 区 | 1位 |
| SEO コンサルティング 仙台 | 市 | 2位 |
| SEO コンサルティング 宮城 | 県 | 4位 |
| 仙台 SEO 外注 | 市 | 3位 |
| 仙台 SEO 依頼 | 市 | 4位 |
※ 当社が計測ツールで取得した自社の実測値です。順位は日々変動しますし、検索する方の位置情報によっても変わります。

画像が示すようにMEO対策は複数のキーワードで対策が可能です。1ページ1キーワードのSEO対策と異なる点です。

範囲を広げるほど、順位は下がります
上の表の3行を見てください。同じ「SEO コンサルティング」という語なのに、太白区で1位、仙台で2位、宮城まで広げると4位です。当社の事務所があるのは太白区で、そこを中心に、範囲が広がるほど順位が下がっています。
そしてもうひとつ、大事な前提があります。Googleマップは、4位以下のクリック率は大きく落ちます。検索結果に最初に出るのは3件で、それより下は「さらに表示」を押した人しか見ないからです。
つまり4位は、順位としては悪くなくても、実際にはほとんど届いていないと考えたほうがいいと思っています。当社にとっては、宮城県で4位であることより、太白区で1位であることのほうが意味があります。
ここから言えるのは、商圏は広く取るより、狭く定義したほうが結果につながりやすいということです。「宮城県で上位を取りたい」より「まず自分の区で3位以内に入る」のほうが、現実的で、しかも来てほしいお客様に近いのではないかと思っています。
ここに挙げたのは一部です。業種別の語や補助金に関する語まで含めると、3位以内に入っている語がほかにもいくつかあり、11位以内なら約70語が表示されています。(どの語を狙っているかは当社の設計そのものなので、全部は載せていません)
ここで申し上げたいのは、順位そのものではありません
当社のGoogleビジネスプロフィールには、口コミがまだありません。
「MEO対策は口コミがすべて」と説明されることがあります。実際、口コミが評価に関わっているのは間違いないと思います。ただ、口コミがゼロの状態でも、この順位にはなっている——これが当社の実測です。
ではやったことは何かというと、前の章に書いたことだけです。カテゴリを整え、表記を揃え、ブログを書いたらその内容を投稿する。特別なことはしていません。
もし今、「口コミが集まらないからMEOは無理だ」と思って手をつけていない方がいらっしゃるなら、先にやれることがまだあるとお伝えしたいと思っています。
ただし、これは1社の、しかも当社自身の話です。業種によっては口コミがもっと決定的に効くと思います。飲食店や美容室のように、お客様が口コミを見てから行く業種は特にそうでしょう。「口コミは要らない」という話ではありません。「口コミがなくても始められる」という話です。
閲覧は増えたのに、行動は減りました
順位だけ見ていると分からないことがあるので、インサイトの数字も出します。8ヶ月分をそのまま並べます。
| 月 | プロフィールを見た人 | 実際に行動した回数 | 行動した割合 |
|---|---|---|---|
| 11月 | 79 | 55 | 69.6% |
| 12月 | 77 | 84 | 109.1% |
| 1月 | 75 | 71 | 94.7% |
| 2月 | 31 | 20 | 64.5% |
| 3月 | 69 | 37 | 53.6% |
| 4月 | 67 | 33 | 49.3% |
| 5月 | 109 | 59 | 54.1% |
| 6月 | 128 | 44 | 34.4% |

※ 「行動」は、電話・サイトへのクリック・ルート検索などをまとめたものです。1人が複数回行動することがあるため、割合が100%を超える月があります。
正直に申し上げて、数字としては小さいです。月に128人。仙台のBtoBの会社としては、こんなものだと思っています。
ただ、この小さい数字でも、読み取れることがあります。
① 見られる回数は、8ヶ月で6割増えました
11月の79から、6月の128へ。約1.6倍です。2月に31まで落ちていますが、そこからは一貫して増えています。
② でも、行動してくれる割合は半分になりました
69.6%から34.4%へ。ここが重要なところだと思っています。
見られる回数が増えたのに、電話やサイトへのクリックにつながる割合は下がりました。数だけ見れば成長、率で見れば後退です。
考えられるのは、表示される検索の幅が広がったことです。前の章で「11位以内に約70語」と書きましたが、語が増えるほど、当社を探していたわけではない人の目にも触れます。その人たちは電話しません。母数が広がったぶん、率が薄まった——そう読むのが自然だと思っています。
そしてもうひとつ、投稿を怠っていた期間と重なります。これが効いている可能性も否定できません。正直、どちらがどれだけ効いたのかは分かりません。
ここから言えること
数と率は、両方見ないと判断を間違えます。
「表示回数が増えたから順調」と報告されたら、率も聞いてください。逆に「率が下がった」と言われても、それは母数が広がった結果かもしれません。どちらか一方だけを見せる報告は、良くも悪くも実態を映していません。
自社でやるか、頼むか
ここまで読んで「これなら自分でできそうだ」と思われた方がいらっしゃるかもしれません。その感覚は、だいたい正しいです。
Googleビジネスプロフィールは、SNSの運用に比べるとやることが少なく、しかも一度整えれば形が残ります。カテゴリの設定も、住所や電話の表記を揃えるのも、一度やれば当分そのままです。
| 自社でやったほうがいい | 外注を検討したほうがいい |
|---|---|
| まだ登録すらしていない | 登録したまま何年も放置している |
| 店舗の写真をすぐ撮れる | 何を投稿すればいいか分からない |
| 月に1〜2時間は確保できる | 本業が忙しく、続けられる自信がない |
| 数字を見て直すのが苦にならない | インサイトを開いたことがない |
まだ登録していないなら、まず自分で登録してみてください。それだけで表示される場合があります。お金をかけるのは、それでも動かないと分かってからで遅くありません。
逆に、止まってしまう理由もSNSと同じです。反応が見えないと、人は続けられません。当社が最近怠っていたのも、正直に言えばそういうことだと思います。続けられるかどうかが、外注の分かれ道だと考えています。
口コミは、数より「質・返信・鮮度」だと思っています
当社には口コミがないので、自社の実績としては語れません。ただ、公的支援機関の窓口相談で事業者さんのご相談を受けるなかで、こう考えるようになりました。
数を集めることに意識が向きすぎると、たいてい失敗します。
- 質:「よかったです」が100件あるより、何がどうよかったかが書かれた口コミが10件あるほうが、読む人の判断材料になります
- 返信:返信のない口コミが並んでいると、放置している印象になります。悪い口コミへの返信は、その口コミを書いた人ではなく、それを読んでいる次のお客様に向けて書くものだと思っています
- 鮮度:3年前の口コミが最新だと、今もやっているのか不安になります
それと、ひとつ注意点があります。お客様に口コミをお願いすること自体は問題ありませんが、書く内容を指定したり、見返りを条件にしたりすると、景品表示法のステマ規制に触れる可能性があります。「よかったら感想を書いてください」までにとどめるのが安全だと思っています。
店舗がなくても効くのか|BtoBの場合
MEO対策は、飲食店や美容室のような来店型のビジネスのものと思われがちです。
ただ、当社は来店型ではありません。BtoBのWEBマーケティング会社で、お客様が飛び込みでいらっしゃることはまずありません。それでも、前の章に出した順位になっています。
理由は、「地域名 + 業種」で探す人が、BtoBにもいるからだと思っています。「仙台 SEO 外注」で検索する方は、来店したいわけではなく、近くで頼める会社を探しています。Googleマップは、その探し方に対しても結果を返します。
ですから、製造業でも、士業でも、建設業でも、地域名で探される仕事なら検討する価値はあると考えています。ただ、業種のカテゴリによっては、そもそもマップに出にくいものもあります。ここは一度ご自身の業種で検索してみるのが、一番早い確認方法です。
よくあるご質問
Q. どれくらいで効果が出ますか
お約束はできません。業種、地域、競合の状況によって差が大きいためです。ただ、カテゴリの設定や表記の統一は、直した翌週に変わることもあります。投稿の積み上げで動くものは、数ヶ月かかると思っていただいたほうがいいと思います。
Q. 口コミがゼロでも依頼できますか
できます。当社自身が口コミゼロの状態で運用しています。むしろ口コミを集める前にやれることのほうが多いと思っています。
Q. ホームページがなくても意味はありますか
意味はあります。ただ、プロフィールを見た方の行き先がないので、電話が主な接点になります。サイトがある場合と比べると、できることは限られます。
Q. SEO対策とは何が違うのですか
ざっくり言うと、MEOはGoogleマップ、SEOは通常の検索結果が対象です。狙う場所が違います。当社は両方お受けしていますので、SEO対策のページもあわせてご覧ください。
Q. SNSの運用もお願いできますか
お受けしています。費用の考え方と、自社でやる場合にかかる時間については仙台のインスタグラム運用代行の記事に詳しく書きました。
Q. 仙台以外でも対応できますか
対応しています。東北全域でお受けしています。
まずはご相談ください
初回のご相談は無料でお受けしています。
「自分でやるべきか、頼むべきか」の段階からで構いません。お話を伺ったうえで、自社でやったほうがいいと思えば、そのようにお伝えします。