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仙台のインスタグラム運用代行|費用の内訳と、業者の選び方

Instagramのインサイト画面を確認しながらSNS運用を見直す様子

導入

仙台でInstagramの運用代行を検討されている方に向けて書いています。

先に結論を申し上げます。運用代行の料金に幅があるのは、「どこまでを任せるか」が会社によって違うからです。投稿の代行だけなのか、写真や動画の撮影まで含むのか、そもそもの方向性の設計から入るのか。ここが揃っていない見積もりを並べても、比較にはなりません。

業者を選ぶときに見るべきなのは、「撮影が含まれるか」「投稿の中身を誰が作るか」「何を成果とするか」の3点だと思っています。この3つが揃って初めて、金額の比較にも意味が出てきます。

この記事では、まず費用の内訳と、業者の選び方を書きます。そのうえで、自社でやる場合に何がどれだけ必要かも、実際にかかった時間と数字で書きました。外注すべきかどうかは、社内に続けられる人がいるかどうかでほぼ決まると思っているからです。頼まないほうがいい、と判断していただくための材料も、正直に載せています。

費用の内訳|料金に幅があるのはなぜか

運用代行の料金は、含まれる範囲で大きく変わります。主な要素は4つです。

① 初期の設計
アカウントのコンセプト設計、競合の調査、ターゲットの整理。ここを飛ばして投稿だけ始めると、後で方向転換することになります。

② 投稿の制作
画像だけか、動画も作るか。ここが最も価格に響きます。当社の実際の工数がそのまま根拠です。作り込んだフィード(画像)が1本3時間、リール(動画)は台本と編集が乗って1本6時間。動画は同じ本数でも工数がちょうど2倍になります。1つのテーマを10枚組で作るような作り込みが入るかどうかでも変わります。

③ 撮影の有無
これが最大の分かれ目です。お客様から素材をいただいて編集するのか、こちらが撮影に伺うのか。撮影が入ると、移動時間も含めて工数が変わります。

④ 分析と改善
投稿して終わりか、インサイトを見て次の提案まで出すか。リーチ数や保存数といった数字を毎月見て報告するかどうか、ということです。

当社の場合は、以下のようにしています(2026年8月時点)。

プラン月額(税抜)含まれるもの
スタートアッププラン120,000円〜コンセプト設計、競合リサーチ、月8本の画像投稿代行、インサイト分析
スタンダードプラン240,000円〜上記に加え、動画の撮影・編集、月10本の投稿代行(画像+動画)

※ いずれも12ヶ月契約、1ヶ月目は初期設定期間としています。金額に「〜」が付いているのは、投稿の本数によって変わるためです。プランに含まれる範囲の詳細はSNS運用代行のページ、他のサービスとあわせた料金は料金ページに掲載しています。

当社の2プランの差も、ここで説明がつきます。スタートアッププランは画像のみ、スタンダードプランは動画が加わります。工数が2倍になるぶんが、そのまま価格の差だとご理解いただければと思います。

金額だけを他社と比べても意味がないのは、この「含まれるもの」の欄が会社ごとに違うからです。見積もりを取るときは、金額より先にこの欄を揃えてご覧になることをおすすめします。

たとえば月額3万円のプランと月額15万円のプランがあったとして、前者が「お客様からいただいた素材で月4本投稿」、後者が「撮影込みで月10本+分析レポート」なら、そもそも比べる対象ではありません。

ご自身の場合にいくらになるかは、投稿の本数と撮影の有無で変わります。見積もりだけのご相談でも構いません。

業者を選ぶときに見るべき3点

① 撮影が含まれるか、素材は誰が用意するか

「投稿代行」と書かれていても、素材はお客様が用意する前提のことがあります。写真を撮って送る作業が毎月発生すると、結局は社内の負担が残ります。ここは契約前に確認されたほうがいいと思います。

② 投稿の中身を誰が作るか

テンプレートに文字を差し替えるだけの投稿は、見ればだいたい分かります。同じような投稿が並んでいるアカウントは、フォロワーが増えても反応が伸びにくい。運用実績のアカウントを見せてもらうのが、一番確実な確認方法です。

③ 何を成果とするか、それをどう測るか

フォロワー数を成果とするのか、来店や問い合わせを成果とするのか。ここが合っていないと、報告を受けても噛み合いません。

あわせて、どの数字を毎月報告してもらえるのかも聞いておくといいと思います。リーチ数、保存数、プロフィールアクセス数といった指標が報告に入っていないなら、改善のしようがないからです。

フォロワーが増えても売上が変わらないことは、実際にあります。逆に、フォロワーが少なくても、地元のお客様に届いていれば十分な場合もある。どちらが正しいということではなく、事前に合意しておくべきことだと思っています。

当社の場合|受けている案件と、受けていない案件

正直にお伝えしておいたほうが、お互いに時間の無駄がないと思いますので、当社が受けている範囲を書いておきます。

受けているもの

  • InstagramとTikTokに同じ内容を投稿する運用(制作の中心はInstagramです)
  • 飲食店、宿泊、小売、製造業など、実際の商品やサービスをお持ちの事業者様
  • 詳しいサービス内容はSNS運用代行のページに掲載しています

受けていないもの

  • ダンスやコントなど、エンタメ色の強い運用
  • Instagram単体ではなく、他のSNSを主軸にした運用

エンタメ系をお断りしているのは、単純に当社の得意な領域ではないからです。バズらせる企画力が必要な運用と、商品の良さを地道に伝える運用は、必要な技術が違います。ご相談をいただいたことはあるのですが、自信を持ってお引き受けできないと判断してお断りしました。

もうひとつ、当社のルールとして、同じエリアで同じ業種のお客様を2社お引き受けすることはしていません。WEB上で競合を作ってしまうことになるためです。すでに近隣の同業の方とお取り引きがある場合は、その旨をお伝えしています。

ここまでが、外注する場合の話です。ここからは、自社でやる場合に何がどれだけ必要かを書きます。外注すべきかどうかを決めるには、自分でやったらどうなるかを知っておくのが一番早いと思うからです。実際にかかる時間と、当社が計測した実数を、隠さずに全部出します。

最初は、誰も見てくれません

投稿を始めた直後の、いいねがほとんどついていないInstagramの投稿インサイト

私自身、練習用のアカウントでフィード投稿を毎日続けていた時期があります。最初はフォロワーもいいねも、本当に何もつきませんでした。正直、かなり辛いです。

もし今、投稿しているのに反応がなくて心が折れかけている方がいらっしゃるなら、その気持ちは大変よく分かります。能力の問題でも、商品の問題でもないことが多いです。

というのも、Instagramは投稿した内容をまず少数の人に見せて、その反応を見てから広げるかどうかを決める仕組みになっていると言われています。つまり、最初のうちは「まだ判断されていない」状態なのだと思っています。反応がないのではなく、反応を測る母数がまだない、ということではないかと考えています。

ただ、これは「続けていればいつか報われる」という話ではありません。測らずに続けても、何が良かったのか分からないまま時間だけが過ぎます。ここが本題です。

自社でやるか、外注するか

まず、自社でやる場合に何が必要かを書き出してみます。

  • アカウントの方向性を決める(誰に、何を伝えるか)
  • 投稿の内容を考える
  • 写真や動画を撮る
  • 文章を書き、ハッシュタグを選ぶ
  • 投稿する
  • 反応を見て、次に活かす

問題は、この1本にどれくらい時間がかかるかです。ここは正直に書きます。

投稿の作り方によって、3倍から6倍の差があります。

作り方1本あたりの目安内容
シンプルな投稿1時間程度撮った写真を1〜2枚並べて、キャプションを書いて投稿する
作り込んだ投稿(フィード※画像投稿)リサーチと分析を含め3時間見出しを立てて原稿を書き、10枚のフィードにデザインしてまとめる
作り込んだ投稿(リール※動画投稿)上記プラス台本作成・動画編集で6時間台本を書き、撮影・動画編集で約1分のショート動画を作成する

私自身がやる場合は、作り込んだ投稿です。

これを月8本でならすと、こうなります。

作り方月8本の場合
シンプルな投稿月8時間程度
作り込んだ投稿(フィード※画像投稿)月24時間程度
作り込んだ投稿(リール※動画投稿)月48時間程度
見出しと原稿から10枚のフィード投稿をデザインしている制作画面

一方で、時間をかければいいというものでもありません。シンプルな投稿でも、続いていて、反応が取れているなら、それが正解です。実際、現場の空気がそのまま伝わる素朴な投稿のほうが強い業種もあると思っています。

判断の目安としては、こうなります。

自社でやったほうがいい外注を検討したほうがいい
撮影できる人がいて、続けられる一度始めたが止まってしまった
現場の空気を発信したい何を投稿すればいいか分からない
月8〜10時間を確保できる本業が忙しく、時間が取れない
数値を見て改善するのが苦にならない数字を見る習慣がない

この時間を確保できるなら、正直なところ、自社でやったほうがいいと思っています。自社の商品やお客様のことを一番よく知っているのは、当然ながら社内の方だからです。

ただ、SNS運用が続かない理由は、私の見てきた限り「時間がないから」ではありませんでした。反応がないと、人は止まります。最初の1〜2ヶ月は頑張って投稿するのですが、いいねが数件しか付かない状態が続くと、優先順位が下がっていく。これはご本人の意志の問題ではなく、成果が見えないものを続けるのが難しいという、それだけのことだと思います。

だからこそ、次の話が必要になります。

自社でやるなら、これだけは測ってください

私は公的支援機関の経営窓口相談でも相談をお受けしているのですが、そこでは運用を代行するのではなく、事業者さんご自身で回せるようになっていただく支援をしています。その場で必ずお願いしているのが、数値を取ることです。

初めての方にいきなり難しい分析をお願いしても続かないので、投稿ごとに5つだけ取っていただいています。届いてから、フォローされるまでの順に並べます。

指標何が分かるか
リーチ数その投稿が何人に届いたか。あとの「率」は、この数を土台に計算します
いいね数ぱっと見の共感の量
保存数「あとで見返したい」と思われたか(役に立つ情報かどうか)
プロフィールアクセス数投稿を見て「この人は何者だろう」と気になった人の数
フォロワー増加数その投稿を見て、この先も見たいと思った人がどれだけいたか
Instagramのインサイト画面で、リーチ数とプロフィールアクセス数など5つの指標を確認する場所

Instagramのインサイト画面から、投稿ごとに見られます。難しい設定は要りません。

そして、この5つから2つの「率」を出します。この2つが、投稿の良し悪しを判断する軸になります。

計算式目安
プロフィールアクセス率プロフィールアクセス数 ÷ リーチ数3%
フォロワー転換率フォロワー増加数 ÷ プロフィールアクセス数8%
リーチからプロフィールアクセス、フォローへとつながる2つの転換率の関係図

前者は「投稿が興味を持たせたか」、後者は「プロフィールが期待に応えたか」を見ています。

この2つを分けて見ることに意味があります。数字が伸びないとき、投稿が悪いのか、プロフィールが悪いのかで、直す場所がまったく変わるからです。

実際の数字をお見せします

言葉だけだと分かりにくいと思いますので、当社の練習用アカウントで実際に計測した数値を出します。反応の出方を確かめるために、少額(本当に少額です)の広告を回した状態で取ったものです。

投稿保存フォローいいねプロフアクセスリーチ保存率プロフアクセス率フォロワー転換率
41912671,3180.30%5.1%28.4%
3177861,6730.18%5.1%19.8%
51711781,4910.34%5.2%21.8%
6163601,4200.42%4.2%26.7%
6652842,2850.26%12.4%2.1%
⑥(リール)8184591,2320.65%4.8%30.5%
2540141131,9671.27%5.7%35.4%
1825121252,9540.61%4.2%20.0%
2133181152,9290.72%3.9%28.7%
9投稿のプロフィールアクセス率とフォロワー転換率の比較グラフ|仙台のインスタ運用代行

※ 当社の練習用アカウントでの自社調べです。広告を配信した状態での数値であり、業種・地域・アカウントの状態によって結果は大きく変わります。同じ数値が出ることをお約束するものではありません。

※ 保存率は「保存数 ÷ リーチ数」で出しています。

ただ、数字だけ並べても読めません。それぞれがどういう投稿だったかを先に書きます。

投稿形式内容
①〜④フィード初心者向け。同じ型で4本
フィードターゲットは同じまま、内容をガラリと変えた1本
リール初心者向け。形式だけを変えた1本
⑦〜⑨フィード①〜④と似た型で、少しレベルを上げた(中級者向け)3本

この4グループで平均を取ると、こうなります。

グループ本数保存率プロフアクセス率フォロワー転換率1本あたりのフォロー平均リーチ
①〜④ 初心者向け4本0.30%4.9%23.7%17.2人1,476
⑤ 内容を変えた1本0.26%12.4%2.1%6.0人2,285
⑥ リール1本0.65%4.8%30.5%18.0人1,232
⑦〜⑨ 中級者向け3本0.82%4.5%27.8%32.7人2,617

※ ⑤と⑥は1本ずつしかありません。傾向として読むには本数が足りていない、という前提でご覧ください。

ここから読み取れたことを、4つ書きます。いずれも「このアカウントでは」という話です。そこは最後に改めて書きます。

(1) レベルを上げて動いたのは、「率」ではありませんでした

①〜④(初心者向け)と⑦〜⑨(中級者向け)を比べます。同じ型で、内容の難度だけを上げたグループです。

指標①〜④⑦〜⑨変化
保存率0.30%0.82%2.7倍
平均リーチ1,4762,6171.8倍
1本あたりのフォロー17.2人32.7人1.9倍
プロフィールアクセス率4.9%4.5%0.91倍(下がった)
フォロワー転換率23.7%27.8%1.17倍(ほぼ横ばい)

結果だけ見ればフォロワーは約2倍。ですが、2つの「率」はほとんど動いていません。プロフィールアクセス率にいたっては、むしろ下がっています。

大きく動いたのは保存率(2.7倍)リーチ(1.8倍)でした。

ここから考えられるのは、こういう流れです。内容のレベルを上げた → 「あとで見返したい」と思われて保存が増えた → Instagram側の評価が上がってリーチが伸びた → 率は同じままでも、届く人数が増えたぶん実数が増えた。

つまり1人あたりの効き方は変わっていません。変わったのは、届いた人数のほうです。「率が伸びないから改善できていない」と判断していたら、この2倍を見落としていたことになります。

(2) 投稿だけ変えても、アカウントが変わっていなければフォローされません

⑤は、ターゲットは同じまま内容をガラリと変えた1本です。

結果はプロフィールアクセス率12.4%。他が4〜5%台ですから、2.5倍以上です。数字としては、この9本で最も目を引きます。

ところがフォローは6人、転換率2.1%。他が20〜30%台のなかで、唯一の一桁でした。

もうひとつ、見落としやすい数字があります。⑤の保存率は0.26%で、初心者向けグループ(0.30%)と変わりません。つまりこの投稿は、「気になる」とは思われたけれど、「役に立つ」とも「この先も見たい」とも思われなかったということになります。

投稿の中身は変えたけれど、プロフィールも他の投稿もそのままでした。新しく興味を持った人がプロフィールを見に行ったとき、そこにあったのは元の内容だったわけです。投稿単体を変えても、アカウント全体が変わっていなければフォローには結びつかないのではないかと考えています。

単発でバズることと、アカウントが育つことは別だ、という話でもあると思います。

(3) このアカウントでは、リールはフィードに負けました

⑥はリールです。内容は初心者向けのまま、形式だけを変えました。

単体で見れば悪くありません。転換率30.5%は初心者向けフィード(23.7%)より高く、保存率0.65%も2倍です。フォローは18人で、フィードの17.2人とほぼ同じでした。

ただしリーチは1,232で、この9本のなかで最も少ない。そして、前のほうの章で書いた工数を思い出してください。フィードが3時間、リールは6時間です。

1時間あたりで割ると、こうなります。

形式1本の工数1本あたりのフォロー1時間あたり
フィード(初心者向け)3時間17.2人5.8人
リール(初心者向け)6時間18.0人3.0人
フィード(中級者向け)3時間32.7人10.9人
フィードとリールの、制作1時間あたりのフォロワー獲得数の比較

リールに6時間かけるより、フィードの内容を1段上げるほうが、時間あたり3.6倍の結果が出ました。

これは、一般に言われていることとは逆です。「これからはショート動画だ」「リールのほうがリーチが取れる」という話は、当社も含めてよく聞きます。実際、そう言われる根拠もあります。ですがこのアカウントの、この9本に限れば、そうはなりませんでした。

もちろん、リールは1本しか試していません。アカウントが育っていない時期だったことも、内容が動画向きでなかったことも考えられます。「リールは効かない」という話ではありません。ただ、「効くはずだから」で6時間を使い続ける前に、1本測ってみる価値はあるとは言えると思っています。

(4) ここまでの話は、すべて「このアカウントでは」です

ここまで4つ書いてきましたが、これは当社の練習用アカウント1つ、9投稿の話です。

業種が違えば、効く指標も変わります。飲食店なら保存より「地図の表示回数」が先に動くかもしれませんし、BtoBなら反応の総量は小さくてもプロフィールアクセスの質が高いかもしれません。同じことをやって同じ結果が出るとは、まったく思っていません。

お伝えしたかったのは、個別の数字そのものではなく、「測って、グループに分けて、比べる」と何が起きているか分かるという手順のほうです。

正直に申し上げると、SNSには答えがありません

ここまで書いておいて何ですが、はっきり申し上げます。

SNSの運用は、SEO(検索対策)より難しいと思っています。

SEOには、まだ「的」があります。検索する人が何を知りたいのかは、検索する語からある程度分かります。だから、やるべきことも先にある程度決められます。

SNSには、それがありません。そのお店、そのアカウントによって、どの数字が先に動くかが違います。前の章で「保存率が動いた」と書きましたが、別のアカウントではプロフィールアクセス率が先に動くかもしれませんし、いいねだけが増えてフォローがまったく増えないかもしれません。

やってみて、測って、そのアカウントの「効く指標」を見つけていくしかない——というのが、正直なところです。最初から答えを持っている人はいないと思っています。

そして、これは本業をお持ちの方にとって、かなり難度の高い作業です。

投稿を作る時間だけの話ではありません。数字を見て、仮説を立てて、次の投稿で試して、また測る。この往復を、答えが見えないまま何ヶ月も続ける必要があります。本業が忙しい方が片手間でやるには、正直に言って重い作業だと思います。

だから当社は、この記事の前半で「測り方」をあれだけ具体的に書きました。ご自身でやると決めた方が、せめて手探りにならないようにと思ったからです。逆に、読んでみて「これを毎月続けるのは無理だ」と感じられたなら、それは外注を検討していい理由になると思っています。

どちらが正しいということではありません。ただ、SNS運用を「投稿を作る作業」だと思って始めると、たいてい続かない——それだけはお伝えしておきたいと思いました。

なお、当社がどこまでを引き受けて、どこからはお客様にお願いするのかは、サービスページにまとめてあります。「外注するとどうなるのか」を具体的に知る材料として、先にご覧いただくのがいいと思います。

フォロワー数は、目的ではありません

ここは誤解が多いところなので、はっきり書いておきます。

フォロワー数は大事です。ただ、フォロワーがすべてではありません。

事業として大事なのは、「その事業に十分なフォロワー数」があるかどうかと、そのフォロワーとどれだけ関係が結べているかのほうだと考えています。

たとえば仙台市内で1店舗の飲食店をやっていらっしゃる場合、フォロワーが10万人いても、その大半が北海道や九州の方なら、来店にはつながりません。逆にフォロワーが800人でも、その大半が地元の方で、投稿を見て月に何人か来てくださるなら、それは十分に機能しているアカウントだと思います。

だから当社では、「フォロワー何人を目指しますか」より先に「何が起きたら成功ですか」を伺うようにしています。来店なのか、問い合わせなのか、採用なのか、ECの売上なのか。ここが決まらないと、数字を見ても判断ができません。実際にどう変わったかは事例紹介にまとめています。

ただ、フォロワー数を軽視しているわけでもありません。ある程度の母数がないと、そもそも投稿が届かないのも事実です。最初のうちはフォロワーを増やすことに集中して、ある段階から関係の深さに切り替える、という順序になることが多いと思っています。

反応の出る投稿をどう作るか

ここは手の内に近い話ですが、調べれば出てくる範囲だと思いますので書きます。

(1) フィードは「10枚の資料」として作る

写真を1枚投稿して終わり、ではなく、1つのテーマについて10枚組で作るやり方をしています。手順はブログを書くのとほぼ同じです。

  1. テーマを決める
  2. 見出しを立てる(ブログの目次と同じ考え方)
  3. 見出しごとに原稿を書く
  4. それを10枚のフィードにデザインして落とし込む

これをやる理由は、滞在時間を伸ばすためです。1枚で終わる投稿は数秒でスクロールされますが、10枚あって内容がつながっていれば、最後まで読む人が出てきます。読まれた時間の長さは、Instagram側が「この投稿は良い」と判断する材料のひとつになっていると考えられています。

前の章で「1本にリサーチと分析を含め3時間」と書いたのは、この作り方をしているからです。

(2) キャプションも工夫する

キャプション(投稿の説明文)も、同じ理由で手を抜きません。フィードを見終わった人がキャプションを読めば、さらに滞在時間が伸びます。冒頭の2行で「続きを読む」を押させられるかどうかが、実際のところ大きいと思っています。

ただし、長ければいいわけではありません。読む理由のない長文は、むしろ離脱を早めると感じています。

(3) 10本作って、少額の広告で反応を見る

これは私がよくやる方法です。

いきなり本命の投稿を作り込むのではなく、まず10本作って、少額でいいので広告を回します。そして反応が良かったものを選んで、リールにして展開します。

理由は単純で、どの投稿が当たるかは、事前には分からないからです。自信作が滑って、なんとなく作ったものが伸びる、ということが普通に起きます。前章の投稿⑤がまさにそれで、数字を見るまでは何が起きているのか分かりませんでした。

広告費は数千円からでも判断材料になります。オーガニックだけで反応を待つと、母数が少なすぎて「たまたま」なのか「本当に良い」のかが判別できません。広告は集客のためではなく、テストのために使うという考え方です。

これは費用がかかる方法なので、必ずしも全員におすすめするものではありません。ただ、3ヶ月手探りで投稿し続けるコストと比べれば、数千円で方向が決まるなら安いのではないかと考えています。

よくあるご質問

Q. 契約期間はどれくらいですか

12ヶ月からとしています。SNSは3ヶ月程度では判断が難しく、短期の契約はお互いにとって良い結果になりにくいと考えているためです。

Q. 途中でプランを変更できますか

ご相談ください。動画を試してみて合わなければ画像中心に戻す、といった調整は実際にあります。

Q. どれくらいで成果が出ますか

正直なところ、お約束はできません。業種や地域、既存のフォロワー数によって差が大きいためです。ただ、何をもって成果とするかは、最初に決めておきます。そこが曖昧なまま進めるのが、一番よくない進め方だと思っています。

Q. 自社でやってみたいのですが、相談だけでも可能ですか

可能です。この記事で書いた計測のやり方をお伝えして、ご自身で回していただく形の支援もしています。実際、公的支援機関では、そういう形でご相談をお受けしています。

Q. 広告費は別途かかりますか

「テストのための広告」を行う場合は、別途広告費が必要になります。金額はご相談のうえ決めますが、やらない選択肢もあります。必須ではありません。広告そのものを本格的に回す場合はSNS広告として別にお受けしています。

Q. 補助金は使えますか

時期と要件によりますが、使える場合があります。当社でも実際に補助金を使った制作・運用のご支援をしています。宮城県の補助金とSNSについては別の記事にまとめていますので、あわせてご覧ください。公募の時期は毎年変わりますので、最新の要件はご相談時に一緒に確認します。

Q. 仙台以外でも対応できますか

対応しています。東北全域でお受けしています。

まずはご相談ください

初回のご相談は無料でお受けしています。

「外注すべきかどうか」の段階からで構いません。お話を伺ったうえで、自社でやったほうがいいと思えば、そのようにお伝えします。

Writer

著者情報

株式会社CONVY

代表取締役

草彅 達史

TATSUFUMI KUSANAGI

外資系スーパーマーケット、大手学習塾の教室責任者・エリアマネージャー・経営企画部(財務・広報の責任者)を経て(株)CONVYを設立。
主にマーケティング戦略の立案とWEBマーケティングの実行支援、財務分析と改善策の立案で中小企業の売上拡大を支援しています。
中小企業の倒産理由の7割を「販売不振」が占めています。そんな厳しい経営環境の中、「中小企業が夢を諦めず、夢を叶えるための支援をしたい」——。その想いから、CONVYは立ち上がりました。中小企業診断士として、現場に寄り添い、確かな実行力で、売上アップと経営改善をともに目指してまいります。

経営コンサルティングの国内唯一の国家資格:
中小企業診断士の資格を保有