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ダンススクールの集客|「ダンス教室」+22%、「ダンススタジオ」-18%。仙台で伸びている探し方はどれか

ダンススクールの集客

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こんにちは。仙台のWEBマーケティング会社、株式会社CONVYの草彅です。中小企業診断士でもあります。

ダンススクールの集客について、こんなことを考えていませんか。

  • 「体験には来るのに、入会につながらない」
  • 「Instagramは更新しているが、問い合わせが増えない」
  • 「高校のダンス部はあんなに盛んなのに、教室の生徒は増えない」

この記事では、お客様がGoogleで実際に打っている言葉を、当社がキーワードプランナーで測った数字から始めます。呼び名が3つあって、伸びている言葉と減っている言葉がはっきり分かれていました。そのうえで、業界の決算データと、仙台での母数、検索が小さいときに何をするかまで書きます。

先に結論を書くと、「ダンス教室」は前年比+22%、「ダンススタジオ」は-18%でした。同じものを指す言葉なのに、方向が逆です。

まず、お客様が打っている言葉を見ます

ダンスを習いたい人は、Googleに何と打つのか。当社がGoogleキーワードプランナーで、2025年9月から2026年8月までの12か月を測った数字です(全国・すべての言語・2026年9月12日測定)。

キーワード月間平均検索数3か月の推移前年比
ダンス教室27,100-18%+22%
ダンススタジオ22,2000%-18%
バレエ教室22,2000%+23%
ダンススクール18,1000%0%
キッズダンス4,400+22%0%
K-POP ダンス スクール2,400-21%-34%
ダンス 大人 初心者2,4000%-17%
ダンス レッスン2,4000%-17%
社交ダンス教室1,9000%+23%
ダンス 習い事1,6000%0%
ヒップホップ ダンス スクール5900%-33%

※Googleキーワードプランナー、日本・すべての言語、2025年9月〜2026年8月、2026年9月12日測定。「—」はデータなし。

「ダンス教室」27,100回は前年比+22%、「ダンススタジオ」22,200回は-18%、「ダンススクール」18,100回は0%

いちばん多いのは「ダンス教室」の27,100回です。「ダンススタジオ」22,200回、「ダンススクール」18,100回が続きます。同じ場所を指しているのに、呼び名で1.5倍の差があります。

看板に「スタジオ」と書いている方は多いと思います。ただ、探す側の言葉は「教室」のほうが多い。ホームページの見出しや本文に「教室」という言葉が1回も出てこないと、いちばん大きい入口を閉じていることになります。スタジオという名前を変える必要はありませんが、本文には両方を置いたほうがいいと考えています。

「教室」が伸びて、「スタジオ」が減っています

数の大小より気になったのは、方向です。「教室」は前年比+22%、「スタジオ」は-18%、「スクール」は0%。3つの呼び名が、それぞれ別の方向を向いています。

これが何を意味するのか、当社は断定できません。ただ、表の他の行と並べると、1つの線が見えます。

ジャンル名で探す人が減っています

「K-POP ダンス スクール」-34%、「ヒップホップ ダンス スクール」-33%。ジャンルの名前を付けて探す言葉が、そろって3割減っています。「ダンススタジオ」の-18%も、ストリート系のスタジオが「スタジオ」と名乗ることが多いのを考えると、同じ動きの中にあるのかもしれません。

一方で伸びているのは「ダンス教室」「バレエ教室」「社交ダンス教室」。「教室」という、習い事の顔をした言葉です。

伸びている言葉はバレエ教室+23%、社交ダンス教室+23%、ダンス教室+22%。減っている言葉はK-POP-34%、ヒップホップ-33%、ダンススタジオ-18%

流行のジャンル名で探す人が減り、「教室」という普通の言葉で探す人が増えている。ダンスが「流行」から「習い事」へ動いている、という読み方が一番素直だと思っています。ただし、これは検索の言葉から見た推測で、教室の数や生徒の数を数えたわけではありません。

伸びているのは「バレエ」と「社交ダンス」でした

「バレエ教室」22,200回・前年比+23%。「社交ダンス教室」1,900回・+23%。この2つは、ダンススクールとは別の店だと思われがちですが、探す側は同じ「ダンス教室」の棚で見ています。

ここに、公的な調査が1つ重なります。スポーツ庁の「令和7年度 スポーツの実施状況等に関する世論調査」(2026年3月公表、回答4万人)で、「今後始めてみたい運動・スポーツ」を聞いた結果です。

順位種目全体男性女性
5位エアロビクス・ヨガ・バレエ・ピラティス8.2%2.4%14.0%
6位体操7.4%4.2%10.5%
12位ダンス3.1%1.6%4.7%

出典:スポーツ庁「令和7年度 スポーツの実施状況等に関する世論調査」別紙p.27、上位30種目から抜粋。

ダンスを「始めてみたい」と答えた人は、女性4.7%、男性1.6%。女性は男性の約3倍です。バレエを含む5位のグループは、女性の7人に1人(14.0%)が「始めてみたい」と答えています。キーワードプランナーの「バレエ教室」+23%は、この数字と噛み合っています。

ダンススクールを運営している方で、バレエや社交ダンスのクラスがない場合、ここは検討の余地があります。ただし講師の確保が要るので、「クラスを足せば来る」という単純な話ではないとも思っています。

「大人 初心者」は減っています

「ダンス 大人 初心者」2,400回は前年比-17%、「ダンス レッスン」2,400回も-17%。大人が自分を「初心者」と説明してから探す言葉は、減っています。「キッズダンス」4,400回は前年比0%で横ばいでした。

ピラティスを測ったときも、「40代」「50代」「初心者」という属性で探す言葉は軒並み減っていました(ピラティススタジオの集客)。属性で自己紹介してから探す時代は、終わりつつあるのかもしれません。「初心者歓迎」を看板にするより、「何ができるようになるか」を書くほうが合っていると考えています。

仙台では「スクール」が多いが、「教室」が+56%

ここまでは全国の数字です。地方では母数がどれくらい残るのか。キーワードに地名を足すのではなく、プランナーの地域指定を「宮城県」「仙台市」に切り替えて、同じ語を測り直しました。

キーワード全国宮城県仙台市
ダンス教室27,100390210
ダンススタジオ22,200210140
バレエ教室22,200260170
ダンススクール18,100210140
キッズダンス4,4005040
社交ダンス教室1,9002010

※同条件で地域指定のみ変更。宮城県・仙台市は2026年9月12日測定。

仙台市の月間検索数。ダンス教室210回、ダンススタジオ140回、ダンススクール140回、合計490回

仙台市で「ダンス教室」210回、「スタジオ」140回、「スクール」140回。3つ合わせて月490回です。音楽教室を測ったときは「音楽教室 仙台」が90回でしたから、ダンスのほうが母数は大きいと言えます。

もう1つ、地名を足した語もそのまま測りました。「ダンススクール 仙台」480回・前年比-19%。「ダンス教室 仙台」140回・前年比+56%。仙台では今のところ「スクール」で探す人のほうが多いのですが、伸びているのは「教室」です。全国と同じ方向を、1年遅れで追いかけている形に見えます。

月490回は、仙台市で1日16回。これで待つだけでは、月に数件の問い合わせが上限だと思います。だから後半で、検索以外の話をします。

売上は戻ったのに、利益は半分です

需要側の話が続いたので、供給側の実態も1つ置いておきます。ダンス教室単体の統計は見つかりませんでしたが、ダンス教室が含まれる「教養・技能教授業」の決算をまとめた調査があります。東京商工リサーチが2024年7月に公表したものです。

教養・技能教授業 399社2023年2019年比
売上高合計1,389億6,100万円97.9%
最終利益合計15億1,100万円46.6%
赤字企業率35%前後(4年連続)2019年は21.8%
従業員10人未満60.4%
売上1億円未満64.4%

出典:東京商工リサーチ TSRデータインサイト「『習い事教室』売上はコロナ禍から復活も利益半減」(2024年7月18日)。小分類824「教養・技能教授業」で5期連続比較可能な399社。

売上はコロナ前の97.9%まで戻った。ところが利益は46.6%、半分以下。赤字の会社が3社に1社。そして6割が従業員10人未満です。

これは「生徒を増やせば解決する」という話ではないことを示しています。生徒が戻っても、電気代と人件費が上がり、月謝を上げにくい。集客の前に、1人の生徒からいくら残るのかを知っておく必要があると考えています。集客に使える金額は、そこから逆算するしかないからです。

部活で始めた子は、どこへ行くのか

高校のダンス部が盛んになっている、という話をよく聞きます。調べてみると、「日本高校ダンス部選手権」(ダンススタジアム)は、ストリートダンス協会・産経新聞社・フジテレビジョンの主催でした。後援にスポーツ庁と全国高体連、宮城県教育委員会も名を連ねています。優勝校には文部科学大臣賞。2026年の夏の全国大会はフジテレビが特別番組を放送し、FODとTVerで配信されています。

出典:日本高校・中学校ダンス部選手権 Dance Stadium 公式サイト(2026年9月12日確認)。

テレビで見かける理由は、テレビ局が主催しているからでした。ダンス部のある高校の数については、協賛募集の資料以外に出所が見つからなかったので、ここでは書きません。

部活で3年間踊った子が、卒業後にどこへ行くのか。当社には分かりません。ただ、検索の言葉が「K-POP」「ヒップホップ」から「教室」「バレエ」へ動いていることは数字に出ています。部活で足りる層と、教室で習いたい層は、別の言葉で探していると考えたほうが、ホームページは作りやすいと思います。

その言葉を、どこで見つけて、どう測るか

ここまでの数字は、当社のキーワードプランナーで取りました。ご自身でも同じことができます。順番だけ書きます。

Googleの検索窓で、途中まで打って止める

「ダンス教室 」まで打って、そのまま止めてください。下に出てくる候補が、実際に打たれている言葉です。検索結果の下にある「他の人はこちらも検索」も見てください。思いつきで書き出すより、ここを見るほうが早いです。

キーワードプランナーで、数を付ける

Google広告のアカウントを作ると、広告を出さなくてもキーワードプランナーが使えます。ただし広告を出していないアカウントでは「1万〜10万」のような幅でしか出ません。幅で出たら幅のまま読んでください。中央値を取って確定値のように扱うと、判断を誤ります。

地名は、キーワードに足さずに地域指定で見る

「ダンス教室 仙台」と打つ人と、仙台にいて「ダンス教室」と打つ人は別です。後者のほうが多い。プランナーの地域欄を仙台市にして、地名なしの語を測ってください。上の表はそうやって取っています。

検索が小さいときのオンライン施策

仙台市で月490回。この母数で「検索で待つ」比率を上げすぎると、動きません。ただ、やらなくていいわけではなく、順番の話です。

ホームページは「教室」「バレエ」「キッズ」の言葉で作る

スタジオ名のページだけでなく、「仙台のダンス教室」「仙台のキッズダンス」「仙台のバレエ教室」と、探す側の言葉ごとにページを分けることを勧めています。1ページに全部詰めると、どの言葉でも中途半端になります。地方の少ない検索を取るには、言葉ごとに受け皿を用意するのが、当社が士業や教室で試して効いた形です。

Googleビジネスプロフィールを、ホームページより先に整える

「ダンス教室」と地域で検索すると、多くの場合、上に地図が出ます。ここに出るかどうかは、ホームページの順位とは別の仕組みで決まります。写真・クラス一覧・営業時間・口コミの返信。お金はかからず、地方ほど効きます。当社がクリニックで8か月続けた記録はクリニックのMEO対策に書いています。

動画は、上手さより「誰が教えているか」

ダンスは動画と相性がいい業種です。ただ、生徒の完成度の高い動画は、これから始める人には遠く見えることがあります。「初めての日に何をするか」「先生がどんな人か」のほうが、体験の申し込みには近いと考えています。ここは当社の実測がなく、経験則です。

ダンススクールならではのオフライン施策

発表会は、次の生徒の家族が見に来る場です

発表会や体験会は、どのスクールもやっています。ただ、来場者の中に「まだ習っていない子の親」がどれくらいいるかを数えているところは少ないと思います。生徒の家族が友人を誘って来る仕組みと、その場で体験の申し込みを受ける導線があるかどうかで、同じ発表会の意味が変わります。

2階の教室は、外から見えません

私が研修で話を聞いた、社交ダンス教室を経営する方の例です。教室がビルの2階にあり、通りから中が見えない。そこで補助金を使って、外から見える垂れ幕と看板を作り、認知を広げたと話していました。

検索で「ダンス教室」と打つ人は月490回でも、教室の前を通る人はその何倍もいます。2階・3階にある教室は、まず「ここに教室がある」を通りに知らせるのが先だと思います。ホームページより安く、早い。補助金の対象になることもあります(宮城県の再起支援補助金は広報費が対象でしたが、2026年9月時点で募集は終了しています。次の募集に備える話は別に書きました)。

ダンススクールの集客でよくあるご質問

Q. 「スタジオ」から「教室」に名前を変えたほうがいいですか

変える必要はないと思います。名前はそのままで、ホームページの見出しと本文に「教室」という言葉を置けば足ります。看板を変えるより、ページを1本足すほうが安いです。

Q. Instagramを頑張っているのに問い合わせが来ません

Instagramで見た人が、次に何をするかを見てください。多くの場合、教室名でGoogle検索します。そのときにホームページとGoogleビジネスプロフィールが整っていないと、そこで止まります。Instagram単体の問題ではなく、受け皿の問題であることが多いです。

Q. 広告は出したほうがいいですか

キーワードプランナーで見る限り、ダンス系の入札単価は上部掲載で数十円から数百円で、他の業種ほど高くありません。ただ、仙台市の月490回に広告を当てても、クリックの数そのものが小さい。先にGoogleビジネスプロフィールとページの整備をして、それでも足りなければ、という順番を勧めています。

Q. WEBマーケティングの支援をお願いしたくなったら仙台以外でも対応できますか

対応しています。東北全域でお受けしています。

まとめ|ダンススクールの集客は、「教室」の言葉で受ける

  • 「ダンス教室」27,100回は前年比+22%。「ダンススタジオ」22,200回は-18%。同じ場所を指す言葉で、方向が逆です
  • 「K-POP」-34%、「ヒップホップ」-33%。ジャンル名で探す人が減り、「教室」で探す人が増えています
  • 伸びているのは「バレエ教室」+23%、「社交ダンス教室」+23%。スポーツ庁の調査でも、ダンスを「始めてみたい」女性は男性の3倍
  • 「大人 初心者」は-17%。属性で自己紹介する言葉は減っています
  • 仙台市は「教室」210+「スタジオ」140+「スクール」140=月490回。「ダンス教室 仙台」は+56%
  • 業界全体では売上は2019年の97.9%まで戻ったが、利益は46.6%(東京商工リサーチ、399社)。集客の前に、1人あたりの利益を知る
  • 2階の教室は、まず通りに知らせる。垂れ幕はホームページより安くて早い

同じやり方で、他の教室・スタジオも測っています。呼び名の違いで検索数が3桁変わる話は音楽教室の集客に、検索が減っている業種でどこに軸を置くかは英会話教室の集客に、伸びている業種で店も増えている話はピラティススタジオの集客に書きました。

ご自身で手を動かしたいという方には、1対1のWEBマーケ個別指導もご用意しています。月2回・1回90分、私が隣にいます(先行モニター3名)。

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発行者:株式会社CONVY/お問い合わせはこちら。配信解除はメール本文のリンクからいつでも行えます。

Writer

著者情報

株式会社CONVY

代表取締役

草彅 達史

TATSUFUMI KUSANAGI

外資系スーパーマーケット、大手学習塾の教室責任者・エリアマネージャー・経営企画部(財務・広報の責任者)を経て(株)CONVYを設立。
主にマーケティング戦略の立案とWEBマーケティングの実行支援、財務分析と改善策の立案で中小企業の売上拡大を支援しています。
中小企業の倒産理由の7割を「販売不振」が占めています。そんな厳しい経営環境の中、「中小企業が夢を諦めず、夢を叶えるための支援をしたい」——。その想いから、CONVYは立ち上がりました。中小企業診断士として、現場に寄り添い、確かな実行力で、売上アップと経営改善をともに目指してまいります。

経営コンサルティングの国内唯一の国家資格:
中小企業診断士の資格を保有