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遺品整理の集客|「遺品整理」は月27,100回、「実家じまい」は前年の1.8倍。比較サイトの次に、自社のホームページで先に答えること

遺品整理の作業のイラスト

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こんにちは。仙台のWEBマーケティング会社、株式会社CONVYの草彅です。中小企業診断士でもあります。

遺品整理の集客について、こんなことで困っていませんか。

  • 「比較サイトには載せているが、自社のホームページからの問い合わせが少ない」
  • 「料金を載せると、ほかの業者と値段だけで比べられそうで不安」
  • 「仕事の性質上、作業の写真やお客さんの声を出しにくい」

この記事では、遺品整理を頼もうとしている人がGoogleで実際に打っている言葉を、当社がキーワードプランナーで測った数字から始めます。全国・宮城県・仙台市の3つで同じ言葉を測り、季節の山をGoogleトレンドで見て、お客さんの立場で検索したときに何が並ぶかを確かめます。そのうえで、国民生活センターが消費者に呼びかけていることを読み、遺品整理のホームページに何を置くかまで書きます。

先に結論を書くと、全国で「遺品整理」と探す人は月27,100回(前年比+22%)、「遺品整理 費用」は3,600回(+22%)でした。まわりの言葉では「実家じまい」が6,600回(+83%)、「特殊清掃」が12,100回(+50%)と伸びています。そして国民生活センターは、頼む前に見積書、追加料金、解約料、許可を確かめるよう呼びかけています。お客さんが確かめたいことに、比較サイトの次に見る自社のホームページで先に答えておく。それが、遺品整理の集客の分かれ目になる、というのが今の私の見立てです。

遺品整理を探す人は、まず費用を調べている

まず、遺品整理そのものを探す言葉です。同じ言葉を、地域の指定だけ変えて3回測りました。

キーワード全国宮城県仙台市
遺品整理27,100(+22%)320(-19%)260(-18%)
遺品整理 費用3,600(+22%)50(0%)30(+50%)
遺品整理士4,400(0%)70(-22%)50(0%)
遺品整理 業者2,400(-17%)20(0%)10(0%)
遺品整理 相場1,600(-19%)10(0%)10(0%)
遺品整理 買取1,600(-16%)20(-50%)10(-67%)
遺品整理 料金720(0%)10(0%)10(+∞)
遺品整理 自分で170(-35%)10(0%)10(0%)
遺品整理 おすすめ110(+56%)10(+∞)10(+∞)

※Googleキーワードプランナー、すべての言語、2025年9月〜2026年8月の月間平均。地域指定だけを変えて測定(2026年9月28日)。カッコ内は前年比。

全国で「遺品整理」は27,100回、前年より22%増えています。そのうえで目立つのが値段の言葉です。「費用」3,600回、「相場」1,600回、「料金」720回。合わせて月5,900回ほど、値段を調べてから業者を探している人がいます。

一方で、仙台市の「遺品整理」は260回(-18%)で、全国の1%に届きません。遺品整理は、住んでいる場所ではなく、実家のある場所で頼むことも多いはずです。仙台の業者さんのお客さんは、宮城の外から探している人も含まれるはずです。そのため、この記事では全国の数字を中心に読みます。

まわりの言葉が伸びている。実家じまい、生前整理、形見分け

次に、遺品整理のまわりの言葉を測りました。

キーワード全国宮城県仙台市
実家じまい6,600(+83%)140(+189%)70(+143%)
特殊清掃12,100(+50%)210(+24%)110(+27%)
仏壇 処分18,100(+23%)210(-19%)110(0%)
生前整理3,600(+24%)50(-33%)30(-50%)
形見分け1,000(+60%)20(+100%)10(0%)
遺品 供養210(+52%)10(0%)10(+∞)
ゴミ屋敷 片付け6,600(-18%)140(+40%)110(-25%)
不用品回収40,500(0%)590(0%)320(0%)
家財整理480(-46%)10(0%)10(-100%)

※Googleキーワードプランナー、すべての言語、2025年9月〜2026年8月の月間平均。地域指定だけを変えて測定(2026年9月28日)。カッコ内は前年比。

伸びているのは「実家じまい」+83%、「形見分け」+60%、「遺品 供養」+52%、「特殊清掃」+50%、「生前整理」+24%、「仏壇 処分」+23%です。仙台市でも「実家じまい」は70回で前年比+143%、「特殊清掃」は110回で+27%でした。

全国の月間検索数。遺品整理27,100回(前年比+22%)、仏壇 処分18,100回(+23%)、特殊清掃12,100回(+50%)、実家じまい6,600回(+83%)、遺品整理士4,400回、遺品整理 費用3,600回(+22%)、生前整理3,600回(+24%)、遺品整理 業者2,400回、遺品整理 相場1,600回、形見分け1,000回(+60%)

ただし「実家じまい」は、数字の読み方に注意が要ります。入力候補に同じ名前のテレビドラマが出てきます。Googleトレンドで見ると、2026年6月下旬から7月初めの3週だけ大きく跳ねていました。+83%には、ドラマを探した人も混ざっていると読んでください。それでも年平均は2021年の0から2025年の4へ上がっていて、言葉として定着してきているのは確かです。

入力候補に出るのは「一軒家」「誰が払う」「トラブル」「やってはいけない」

Googleの検索窓に、言葉とスペースまで打って出てくる候補も見ました。

  • 「遺品整理 費用」:一軒家、相場、平均、相続税、誰が払う
  • 「遺品整理 業者」:相場、トラブル、選び方
  • 「遺品整理 トラブル」:相談、業者 トラブル、相続 トラブル、親族 トラブル
  • 「実家じまい」:やってはいけない 失敗、手順、費用、補助金、仏壇、業者、ゴミ出し

並べると、探している人の気持ちが見えてきます。いくらかかるのか、誰が払うのか、失敗しないか。遺品整理を頼む人の多くは、初めて頼む人です。比べる相手も基準も分からないまま、家族の間の話し合いも抱えています。

季節の山は、7月の「遺品整理」と8月の「特殊清掃」

Googleトレンドで直近の1年を月ごとに並べました。「遺品整理」は7月の71が山で、いちばん低いのは2025年9月と2026年4月の47。7月は低い月の約1.5倍です。お盆の帰省の前に、実家の片付けを考える人が増えると読めます。「特殊清掃」は8月の31が山でした。「生前整理」は5〜9の間で、大きな山はありません。

Googleトレンドの月別推移。遺品整理は2026年7月に71で山、2025年9月と2026年4月に47で最も低い。特殊清掃は2026年8月に31で山。生前整理は5から9

5年で見ると、「遺品整理」の年平均は2021年の49から2023年の70まで上がり、2025年は47、2026年はここまで56でした。

お客さんの立場で検索すると。「遺品整理 仙台」は比較サイトと地元の業者が半々

2026年9月28日に、お客さんの立場で検索しました。

  • 「遺品整理 仙台」:上位9件のうち、比較・紹介サイトが4件(みんなの遺品整理が2件、くらしのマーケット、EPARKくらしのレスキュー)、地元の業者のページが5件(うち1件は他社も並べた「おすすめ5選」の記事)
  • 「遺品整理 費用」:郵便局(日本郵便)、業者のコラム、相続手続きの代行サービス、比較サイトなど、費用を解説する記事が並ぶ
  • 「実家じまい 仙台」:不動産会社、片付けの業者、葬儀社、解体の相談所、NPO、ブログ

「遺品整理 仙台」では、比較サイトと地元の業者のページが半々でした。比較サイトで業者を見つけた人も、最後は会社の名前で検索して、その会社のページを確かめに来ます。そこで何が書いてあるかが、選ばれるかどうかを分けます。

国民生活センターが、頼む前に確かめるよう呼びかけていること

国民生活センターには、遺品整理サービスの相談が寄せられています。2018年7月の発表では、全国の相談件数は2013年度の73件から2017年度の105件に増えていました。「見積金額の2倍の費用を請求された」「高額なキャンセル料を請求された」といった事例が並んでいます。

2025年10月30日には、あらためて「遺品整理を頼むときは、事業者選びは慎重に」という注意喚起(見守り新鮮情報 第525号)が出ています。そこに挙がっている事例は、ネットで探した回収事業者に「20万円ぐらい」と言われて頼んだら、作業後に30万円と言われ、見積書ももらっていなかった、というものです。助言として、消費者に次のことを確かめるよう呼びかけています。

  • 複数の事業者から見積もりを取り、契約内容や料金を比べる
  • 作業日、作業内容、料金、支払方法、解約料を確認する。追加料金も事前に確認する
  • 廃棄物を運ぶ事業者は、市町村の委託業者か、「一般廃棄物処理業の許可」を受けているか
  • 遺品を買い取る事業者は「古物商の許可」があるか
  • 残す遺品と処分する遺品を分け、作業にはできるだけ立ち会う
国民生活センターの助言と、ホームページに置くもの。複数の見積もりには見積書の出し方、作業内容・料金・解約料には料金表とキャンセル料、追加料金には追加料金がかかる条件、許可には許可番号、立ち会いには残す物の扱いと立ち会いの流れ

裏を返せば、これはお客さんが頼む前に確かめたいことの一覧です。誠実に仕事をしている業者さんほど、ホームページで先に答えておく意味があります。

遺品整理のホームページで受けるもの

当社は、遺品整理の会社を支援したことはありません。ここから先は、この業種の数字と、国民生活センターの資料から考えた提案です。

料金表は、間取りと追加料金の条件まで

「費用」「相場」「料金」で月5,900回ほど探されています。1K、2DK、一軒家のように間取りごとの目安を載せ、そのうえで追加料金がかかる条件(エレベーターのない階段作業、大型家具、特殊清掃が必要な場合など)を書いておく。入力候補の「一軒家」「誰が払う」に答えるページにもなります。「当日になって値段が変わらない」ことが伝われば、比べられても選ばれる理由になります。

見積もりの出し方と、キャンセル料の決まり

見積もりは無料か、訪問して出すのか、見積書を紙で渡すのか。いつまでならキャンセル料がかからないか。国民生活センターの事例には、見積書がないまま頼んで後から値段が上がったものや、高額なキャンセル料を請求されたものがありました。そうではない、と先に書いておくことが、そのまま安心材料になります。

許可は、番号まで載せる

家庭から出るごみを運ぶには、市町村の一般廃棄物処理業の許可、または市町村の委託が必要です。自社で許可を持っていない場合は、どの許可業者に運搬を頼んでいるかを書く。買い取りをしているなら、古物商の許可番号も載せる。国民生活センターが「確認しましょう」と呼びかけている項目なので、お客さんが探しに来る情報です。

残す物の扱い、立ち会い、供養

事例には、残す約束だったアルバムまで処分された、というものもありました。残す物をどう分けるか、立ち会えない場合にどうするか、写真で報告するか、供養をどこに頼むかを、作業の流れとして1ページにまとめる。「形見分け」「遺品 供養」が伸びているのは、物を捨てる前の気持ちの整理を探している人がいるからだと思います。

実家じまい・生前整理・仏壇の処分は、それぞれ1ページ

「実家じまい」「生前整理」「仏壇 処分」「特殊清掃」は、それぞれ別の言葉で探されています。手がけている仕事なら、言葉ごとに1ページを作る。「実家じまい」の入力候補に「手順」「やってはいけない 失敗」が出ていたので、流れと注意点を書いたページは、そのまま相談の入口になります。

比較サイトに載せたまま、自社のページで答える

比較サイトは、お客さんが業者を見つける入口として役に立っています。やめる必要はありません。ただ、比較サイトで見つけた人も、最後は会社の名前で検索してホームページを確かめます。そこで料金表・許可・作業の流れが揃っていれば、比較サイトを通さずに直接相談してくれる人も出てきます。比較サイトに載せた後、自社で何を持つかはハウスクリーニングの集客にも書きました。

その言葉を、どこで見つけて、どう測るか

ここまでの数字は、当社のキーワードプランナーで取りました。ご自身でも同じことができます。順番だけ書きます。

Googleの検索窓で、途中まで打って止める

「遺品整理 費用 」や「実家じまい 」のように、言葉のあとにスペースを入れて止めてください。下に出てくる候補が、実際に打たれている言葉です。「誰が払う」「やってはいけない」のような候補があれば、それがホームページで答えるべき疑問です。

キーワードプランナーで、数を付ける

Google広告のアカウントを作ると、広告を出さなくてもキーワードプランナーが使えます。ただし広告を出していないアカウントでは「1万〜10万」のような幅でしか出ません。幅で出たら幅のまま読んでください。

地名は、キーワードに足さずに地域指定で見る

「遺品整理 仙台」と打つ人と、仙台にいて「遺品整理」と打つ人は別です。プランナーの地域欄を仙台市にして、地名なしの言葉を測ってください。遺品整理は実家のある場所で頼まれることも多いので、全国の数字もあわせて見るのがおすすめです。

ここまで読んで、「自分でやるには、ちょっと分かりにくい」と感じた方も多いと思います。それが普通です。分かりにくいところこそ、当社が隣で手を動かす場所だと思っています。入口は2つあります。

何が問題か、どこから手をつけるか、そこから悩んでいる方は、無料相談へ。ホームページと比較サイトの載り方を見て、いま何が起きているかを一緒に見ます。

方向は分かっている。でも進め方が分からない、コツを掴むまで数か月伴走してほしい方は、WEBマーケ個別指導へ。月2回・1回90分、私が隣にいます(先行モニター3名)。

遺品整理ならではのオフライン施策

葬儀社・不動産会社・相続の専門家に、料金表のページを渡す

遺品整理は、葬儀の後や、実家を売る・貸すと決めたときに必要になります。取引のある葬儀社や不動産会社、相続を扱う専門家に、料金表と許可、作業の流れが載ったページの二次元コード付きの案内を渡しておく。紹介する側も、中身の分かる業者なら安心して名前を出せます。

お盆の前に、帰省する家族向けの案内を出す

「遺品整理」の検索は7月が山でした。お盆に実家に帰る前に、家族で片付けを話し合う人が増えると読めます。6月のうちに、地域の新聞折り込みやお寺・町内会の掲示で「帰省の前に、実家の片付けの相談を」と案内しておくと、山の時期に間に合います。

遺品整理の集客でよくあるご質問

Q. 料金を載せると、値段だけで比べられませんか

比べられること自体は避けられません。「費用」「相場」「料金」で月5,900回ほど探されていて、お客さんはまず値段を知りたいからです。大事なのは、安さではなく「後から値段が変わらない」ことを示すことだと思います。追加料金の条件まで書いてある料金表は、それだけで比べる材料になります。

Q. 比較サイトだけで十分ですか

入口としては役に立ちます。ただ「遺品整理 仙台」の上位は、比較サイトと地元の業者のページが半々でした。比較サイトで見つけた人も、会社の名前で検索して自社のページを確かめに来ます。そこで答えられるページを持っておくほうが確実です。

Q. ホームページには、ページをいくつから作ればいいですか

まずは料金表のページと、作業の流れ(見積もり・許可・立ち会い・供養)のページの2枚から始めてください。そのうえで、用意できるものは、ページを増やすことをおすすめします。実家じまい、生前整理、仏壇の処分、特殊清掃、買取。上の表にある言葉は、どれも実際に探されています。1つ用意できれば、その言葉で見つかる入口が1つ増えます。

Q. 仙台以外でも対応できますか

対応しています。東北全域でお受けしています。

まとめ|遺品整理の集客は、頼む前に確かめたいことに先に答える

  • 全国で「遺品整理」は月27,100回(+22%)。「費用」「相場」「料金」で合わせて月5,900回ほど
  • 「実家じまい」+83%、「特殊清掃」+50%、「形見分け」+60%。まわりの言葉が伸びている
  • 「遺品整理」は7月が山で、低い月の約1.5倍。お盆の前に案内を出す
  • 国民生活センターは、見積書・追加料金・解約料・許可を確かめるよう呼びかけている。それがホームページに置く中身
  • 比較サイトに載せたまま、自社のページで答える。料金表、許可番号、作業の流れ、言葉ごとのページ

この記事のような実測を、まずメールで3通読みたい方は、ページ下のメール講座(無料)へ。続きは毎週、Substackで書いています。

同じやり方で、他の業種も測っています。比較サイトに載せた後、自社で何を持つかはハウスクリーニングの集客に、予約サイトの次に自社のホームページで受ける言葉の話は温泉旅館の集客に書きました。

ご自身で手を動かしたいという方には、1対1のWEBマーケ個別指導もご用意しています。月2回・1回90分、私が隣にいます(先行モニター3名)。

当社は1エリア1業種1社限定で支援しています。同じエリアの2社目はお断りする運用のため、先着順です。ホームページの無料診断も行っていますので、ご相談はお問い合わせからどうぞ。

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ホームページはあるのに、問い合わせが来ない。そんな経営者の方に、3通で終わるメール講座です。売り込みはしません。中小企業診断士が、東北で実際に試したことだけを書きます。

  • 1通目:東北で100社近くのホームページを見て、気づいたこと
  • 2通目:広告に53万円使って、問い合わせは0件でした
  • 3通目:順位は目的ではありません

続きは、毎週1本のSubstack「診断士がWEBをやると」(無料)で書いています。3通を読んでから、そちらへどうぞ。

発行者:株式会社CONVY/お問い合わせはこちら。配信解除はメール本文のリンクからいつでも行えます。

Writer

著者情報

株式会社CONVY

代表取締役

草彅 達史

TATSUFUMI KUSANAGI

外資系スーパーマーケット、大手学習塾の教室責任者・エリアマネージャー・経営企画部(財務・広報の責任者)を経て(株)CONVYを設立。
主にマーケティング戦略の立案とWEBマーケティングの実行支援、財務分析と改善策の立案で中小企業の売上拡大を支援しています。
中小企業の倒産理由の7割を「販売不振」が占めています。そんな厳しい経営環境の中、「中小企業が夢を諦めず、夢を叶えるための支援をしたい」——。その想いから、CONVYは立ち上がりました。中小企業診断士として、現場に寄り添い、確かな実行力で、売上アップと経営改善をともに目指してまいります。

経営コンサルティングの国内唯一の国家資格:
中小企業診断士の資格を保有