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こんにちは。仙台のWEBマーケティング会社、株式会社CONVYの草彅です。中小企業診断士でもあります。
酒屋さんの集客について、こんなことで困っていませんか。
- 「いい銘柄を置いているのに、店の前を通る人しか来てくれない」
- 「近くにできたチェーン店や通販に、お客さんを取られている気がする」
- 「Instagramは始めたが、ホームページやGoogleマップまで手が回らない」
この記事では、お酒を買う人がGoogleで実際に打っている言葉を、当社がキーワードプランナーで測った数字から始めます。全国・宮城県・仙台市の3つで同じ言葉を測り、季節の山をGoogleトレンドで見て、お客さんの立場で検索したときに何が並ぶかを確かめ、酒屋さんのホームページに何を置くかまで書きます。
先に結論を書くと、仙台市で「酒屋」と探す人は月8,100回(前年比+22%)、「酒屋 近く」は590回(+50%)でした。業界でよく使う「酒販店」は40回です。そして「仙台 酒屋」と打つと、入力候補に「十四代」「新政」「品揃え」が出てきます。お客さんは「近く」で店を探し、銘柄の名前で店を選んでいる。地図で見つけてもらい、ホームページで「この銘柄を置いている」と答える。それが、酒屋さんのホームページで集客する入口になる、というのが今の私の見立てです。
お酒を買う人は「酒屋」と打つ。そして「近く」で探す
まず、お店の呼び名です。同じ言葉を、地域の指定だけ変えて3回測りました。
| キーワード | 全国 | 宮城県 | 仙台市 |
|---|---|---|---|
| 酒屋 | 550,000(0%) | 12,100(+22%) | 8,100(+22%) |
| 酒屋 近く | 60,500(+49%) | 880(+48%) | 590(+50%) |
| 酒店 | 201,000(-18%) | 2,400(-17%) | 1,900(-21%) |
| リカーショップ | 22,200(0%) | 210(-34%) | 140(-18%) |
| 酒屋さん | 5,400(0%) | 70(-22%) | 50(0%) |
| 日本酒 販売店 | 2,400(+21%) | 70(-36%) | 50(-22%) |
| 酒販店 | 3,600(0%) | 50(+800%) | 40(+400%) |
| 日本酒 専門店 | 1,600(0%) | 30(+200%) | 30(+200%) |
| 地酒 専門店 | 390(+125%) | 10(0%) | 10(0%) |
※Googleキーワードプランナー、すべての言語、2025年9月〜2026年8月の月間平均。地域指定だけを変えて測定(2026年9月27日)。カッコ内は前年比。
仙台市で「酒屋」は8,100回で、前年より22%増えています。「酒店」は1,900回、「リカーショップ」は140回。業界でよく使う「酒販店」は40回でした。看板や会社名が「酒店」「酒販店」でも、お客さんの言葉は「酒屋」です。

もう1つ目を引くのが「近く」です。「酒屋 近く」は590回で、前年の1.5倍。Googleの検索窓に「酒屋 近く 」まで打つと、候補に「現在営業中」「日本酒」「ウイスキー」「ワイン」「駐車場あり」が出てきます。いまいる場所から、いま開いている店を、地図で探しています。
チェーン店の名前も測っておくと、仙台市で「やまや」は14,800回でした。「酒屋」より多く探されています。値段と品数で大手と同じ土俵に立つのは難しい。だからこそ、次の「銘柄」の話が大事になります。
銘柄の名前で、店を選んでいる
「仙台 酒屋」と打つと、入力候補に「十四代」「新政」「日本酒」「品揃え」「ウイスキー」「おすすめ」が並びます。どの店に行くかを、置いている銘柄で決めている人がいる、ということです。
銘柄の名前と「販売店」を組み合わせた言葉も測りました。
| キーワード | 全国 | 宮城県 | 仙台市 |
|---|---|---|---|
| 伯楽星 販売店 | 140(+89%) | 110(+175%) | 70(+133%) |
| 新政 販売店 | 90(-18%) | 10(0%) | 10(0%) |
| 十四代 販売店 | 70(-22%) | 10(-100%) | 10(-100%) |
| 一ノ蔵 販売店 | 40(-60%) | 10(-50%) | 10(-100%) |
| 浦霞 販売店 | 20(0%) | 10(0%) | 10(-100%) |
※Googleキーワードプランナー、すべての言語、2025年9月〜2026年8月の月間平均。地域指定だけを変えて測定(2026年9月27日)。カッコ内は前年比。
目を引くのは宮城の銘柄「伯楽星」です。「伯楽星 販売店」は全国で140回、そのうち宮城県が110回でした(プランナーの数字は丸めた値なので、割合は目安です)。前年比も宮城県で+175%。地元の人が、地元の銘柄を置いている店を探しているのです。

では、「伯楽星 販売店」で検索すると何が出るか。1位は、蔵元の新澤醸造店の「お取扱店」のページでした。都道府県を選ぶと、伯楽星を置いている店が出てきます。その下には、酒屋さんの「伯楽星」の商品ページが3件(うち1件は宮城の酒屋さん)並びます。蔵の取扱店のページに載っていること、自分の店のホームページに銘柄のページがあること。この2つが、銘柄で店を選ぶ人の入口になっています。
角打ち・立ち飲みの言葉と、「酒屋」の12月の山
酒屋さんの店先で飲む「角打ち」は、仙台市で月720回、「立ち飲み」は2,900回(+24%)でした。「角打ち」と打つと、入力候補に「仙台」「仙台駅」「宮城」のほかに「とは」「読み方」「由来」が出てきます。言葉そのものを知らない人も、まだ多いということです。
Googleトレンドで直近の1年を月ごとに並べると、「酒屋」は12月が48で山、ほかの月は26〜30でした。年末に、ほかの月の1.6〜1.8倍に増えます。「立ち飲み」「角打ち」は1年を通してほぼ横ばいです。5年で見ると、「角打ち」は年平均で2021年の3から2025年の8へ上がっています。

お客さんの立場で検索すると。「酒屋 仙台」は、地元の酒屋さんのホームページが並ぶ
2026年9月27日に、お客さんの立場で4つの言葉を検索しました。
- 「酒屋 仙台」:上位9件のうち7件が、仙台の酒屋さん4店のホームページ・通販サイト・Instagram。残り2件は日本酒サイトの紹介記事
- 「仙台 酒屋 十四代」:仙台の酒屋さんのホームページが中心で、紹介記事、Yahoo!知恵袋、食べログが混ざる
- 「伯楽星 販売店」:1位は蔵の取扱店のページ。その下に酒屋さんの伯楽星のページ
- 「角打ち 仙台」:まとめ記事やグルメサイトが中心で、酒屋さんのホームページとInstagramが3件
並べると、「酒屋」や銘柄の名前では、地元の酒屋さんのページが上位に出ていることが分かります。大手の通販やチェーンではなく、仙台の酒屋さんです。一方で「角打ち」は、まとめ記事やグルメサイトが中心です。角打ちのある店なら、自分のページで説明しておく余地がある言葉です。
酒屋さんのホームページで受けるもの
当社は、酒屋さんにInstagramの運用を助言しています。フォロワーが順調に増えて、お店に寄ってくれる人が増えました。WEBの力をすごく感じたそうで、いまはGoogleマップの対策(MEO)や、ホームページの改修にも興味を持ち始めています。ここから先は、その経験と、この業種の数字から考えた提案です。
扱っている銘柄の一覧と、銘柄ごとのページ
「仙台 酒屋」の入力候補に銘柄の名前が出ていたとおり、お客さんは置いている銘柄で店を選びます。扱っている銘柄の一覧をホームページに置き、看板の銘柄には1銘柄1ページを作る。読み方、味、合う料理、価格帯、入荷の時期、そして「特約店」であればそのこと。Instagramの投稿は流れていきますが、ページは「伯楽星 販売店」と探した人にいつでも答えます。
蔵の取扱店のページに、載せてもらう
「伯楽星 販売店」の1位は、蔵の取扱店のページでした。取引のある蔵が取扱店のページを持っていれば、店名・住所・ホームページのリンクが正しく載っているかを確かめる。まだページがない蔵なら、作ってもらえないか相談してみる。蔵のページから自分の店のページへ、お客さんが流れてくる道になります。蔵の側から見た話は酒蔵のホームページ集客に書きました。
Googleビジネスプロフィールは、「酒屋 近く」の入口
「酒屋 近く」で探す人が見るのは、検索結果の地図です。Googleビジネスプロフィール(地図に出る店の情報)に、正しい営業時間と定休日、駐車場の有無、棚と看板銘柄の写真を入れ、口コミには返信する。入力候補に「現在営業中」「駐車場あり」「日本酒」「ウイスキー」が出ていたのは、そこを見て店を決めているからです。地図で上位を取るまでの当社の実測はクリニックのMEO対策に、運用の中身はGoogleビジネスプロフィール運用代行の記事に書きました。
角打ちがあるなら、1ページで説明する
「角打ち」には「とは」「読み方」が入力候補に出ます。角打ちのできる店なら、角打ちとは何か、何時から何時まで、1杯いくらか、おつまみはあるかを1ページにまとめる。「角打ち 仙台」の上位はまとめ記事が中心でした。店のページで説明しておけば、まとめ記事を読んだ人の次の行き先になります。
Instagramで入荷を知らせ、ページで答える
Instagramは、入荷や季節の酒を知らせるのに向いています。当社が助言している酒屋さんでも、フォロワーが増えるにつれてお店に寄ってくれる人が増えました。そのうえで、投稿から銘柄のページや角打ちのページへつなぐ。投稿を見て興味を持った人が、読み方や値段、店の場所をそこで確かめられます。インスタの運用の考え方は仙台のインスタグラム運用代行の記事に書きました。
その言葉を、どこで見つけて、どう測るか
ここまでの数字は、当社のキーワードプランナーで取りました。ご自身でも同じことができます。順番だけ書きます。
Googleの検索窓で、途中まで打って止める
「酒屋 近く 」や「仙台 酒屋 」のように、言葉のあとにスペースを入れて止めてください。下に出てくる候補が、実際に打たれている言葉です。銘柄の名前が出てきたら、それが店のページに置くべき銘柄です。
キーワードプランナーで、数を付ける
Google広告のアカウントを作ると、広告を出さなくてもキーワードプランナーが使えます。ただし広告を出していないアカウントでは「1万〜10万」のような幅でしか出ません。幅で出たら幅のまま読んでください。
地名は、キーワードに足さずに地域指定で見る
「酒屋 仙台」と打つ人と、仙台にいて「酒屋 近く」や銘柄の名前を打つ人は別です。後者のほうが多い。プランナーの地域欄を仙台市にして、地名なしの言葉を測ってください。上の表はそうやって取っています。
ここまで読んで、「自分でやるには、ちょっと分かりにくい」と感じた方も多いと思います。それが普通です。分かりにくいところこそ、当社が隣で手を動かす場所だと思っています。入口は2つあります。
何が問題か、どこから手をつけるか、そこから悩んでいる方は、無料相談へ。ホームページとGoogleマップを見て、いま何が起きているかを一緒に見ます。
方向は分かっている。でも進め方が分からない、コツを掴むまで数か月伴走してほしい方は、WEBマーケ個別指導へ。月2回・1回90分、私が隣にいます(先行モニター3名)。
酒屋さんならではのオフライン施策
棚のPOPに、銘柄のページの二次元コードを付ける
棚の前で迷っているお客さんが知りたいのは、読み方と味と合う料理です。POPにそれを書き、銘柄のページの二次元コードを付けておく。家に帰ってから、飲みながら読んでもらえます。ページを見た人が、次に来たときに同じ銘柄を探してくれるようになります。
12月の前に、年末の予約とギフトを店頭で案内する
「酒屋」の検索は12月に山になります。11月のうちに、年末の予約や贈り物の案内を店頭やレジ横に出しておく。蔵の新酒や季節の酒の入荷予定も一緒に書いておけば、「また来よう」と思ってもらえます。
酒屋さんの集客でよくあるご質問
Q. ホームページでネット通販もしたほうがいいですか
できると売り方の幅は広がりますが、免許に注意してください。国税庁の通達では「通信販売」を、2都道府県以上の広い地域の消費者を対象に、インターネットやカタログで条件を示して注文を受ける販売と定めています。店頭で売るための一般酒類小売業免許は、この通信販売を除いた免許です。県外にも送るネット通販をするなら、通信販売酒類小売業免許が別に必要になります。始める前に、所轄の税務署で確かめてください。
Q. Instagramだけで十分ですか
入荷を知らせる場所としては向いています。ただ、「酒屋 近く」で探す人が見るのは地図で、「伯楽星 販売店」で探す人が見るのは蔵の取扱店のページと酒屋さんのホームページでした。銘柄の一覧、営業時間、角打ちの説明のように、いつ来た人にも同じ答えを返したい情報は、地図とホームページに置くほうが確実です。
Q. ホームページには、ページをいくつから作ればいいですか
まずは、扱っている銘柄の一覧と、いちばん問い合わせの多い看板銘柄のページの2枚から始めてください。そのうえで、用意できるものは、ページを増やすことをおすすめします。ほかの銘柄、角打ち、ワイン、ウイスキー、ギフト、季節の酒。「酒屋 近く」の入力候補には「ウイスキー」「ワイン」も出ていました。1つ用意できれば、その言葉で見つかる入口が1つ増えます。
Q. 仙台以外でも対応できますか
対応しています。東北全域でお受けしています。
まとめ|酒屋のホームページ集客は、「近く」と銘柄の名前で受ける
- 仙台市で「酒屋」は月8,100回(+22%)、「酒屋 近く」は590回(+50%)。業界でよく使う「酒販店」は40回
- 「仙台 酒屋」の入力候補に「十四代」「新政」「品揃え」。銘柄で店を選んでいる
- 「伯楽星 販売店」は全国140回のうち宮城県が110回(+175%)。1位は蔵の取扱店のページ、その下に酒屋さんの銘柄ページ
- 「酒屋 仙台」の上位は、地元の酒屋さんのホームページ。銘柄の一覧と銘柄ごとのページ、地図、角打ちのページで受ける
- 「酒屋」の検索は12月が山。11月のうちに年末の予約とギフトを案内する
この記事のような実測を、まずメールで3通読みたい方は、ページ下のメール講座(無料)へ。続きは毎週、Substackで書いています。
同じやり方で、他の業種も測っています。蔵が銘柄の名前で探され、取扱店のページで「どこで買えるか」に答える話は酒蔵のホームページ集客に、「近く」で地図から探される店の話は花屋のホームページ集客に、「近く」で探され、看板が青果店でもお客さんは「八百屋」と打つ話は八百屋の集客に書きました。
ご自身で手を動かしたいという方には、1対1のWEBマーケ個別指導もご用意しています。月2回・1回90分、私が隣にいます(先行モニター3名)。
当社は1エリア1業種1社限定で支援しています。同じエリアの2社目はお断りする運用のため、先着順です。ホームページの無料診断も行っていますので、ご相談はお問い合わせからどうぞ。
メール講座「WEBを売上に変える3通」(無料)
ホームページはあるのに、問い合わせが来ない。そんな経営者の方に、3通で終わるメール講座です。売り込みはしません。中小企業診断士が、東北で実際に試したことだけを書きます。
- 1通目:東北で100社近くのホームページを見て、気づいたこと
- 2通目:広告に53万円使って、問い合わせは0件でした
- 3通目:順位は目的ではありません
続きは、毎週1本のSubstack「診断士がWEBをやると」(無料)で書いています。3通を読んでから、そちらへどうぞ。
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